セブン&アイHDの現在の戦略は...
成長から成熟期の戦略への転換
現在の戦略を1シートにまとめた「戦略分析シート」公開中!

「戦略200+ 企業活動分析」をベースに、業界魅力度や競争地位、戦略経営など、企業が置かれている局面をひと目で一覧できます。
手軽に局面を把握したいときは「戦略分析シート」、より深掘りしたいときは従来の「企業活動分析」と、目的にあわせてご利用ください。※「戦略分析シート」は戦略局面にあわせて随時更新します。
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セブン&アイ・ホールディングスの2023年2月期の連結決算は、営業収益11兆8,113億円(前年同期比35.0%増)、営業利益5,065億円(同30.7%増)と増収増益となった。国内外コンビニエンスストア事業が牽引し、各段階利益において最高益を達成した。国内コンビニエンスストア事業は、個店ごとの顧客ニーズの違いが顕在化する中、対応策を継続的に実施、スマホ注文商品を最短30分で届けるデリバリーサービス「7NOW」の強化などにより、営業収益8,903億円(同2.0%増)、営業利益2,320億円(同3.9%増)と増収増益。海外コンビニエンスストア事業は、オリジナル商品の開発と販売、デリバリーサービス「7NOW」の強化、2021年5月に取得したSpeedway事業との統合シナジーなどにより、営業収益8兆8,462億円(同70.3%増)、営業利益2,897億円(81.2%増)と大幅な増収増益を達成した。スーパーストア事業は、総合スーパーの(株)イトーヨーカ堂が大幅減益となり、営業収益1兆4,492億円(同20.0%減)、営業利益121億円(35.6%減)で減収減益。百貨店・専門店事業は百貨店では既存店売上が前年を上回ったが、レストランは厳しい環境が続き、前年に続いて営業損失となった。金融関連事業は営業収益、営業利益とも前年比微減となった。2023年3月には、成長と進化の5年間と位置付けた「中期経営計画2021‐2025」をアップデート、 「百貨店・専門店事業」をその他扱いとし事業セグメントを5区分に変更した。 2023年度は、グループ戦略の軸となる「食」の強みを活かしコンビニエンスストア事業を中心とした成長に向けて様々な戦略的施策を推進、営業収益11兆1,540億円、営業利益5,130億円を目指す。
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