これは、
- 「食と生活」に関する弊社オリジナル調査の結果と、
- 主要紙誌の「食」関連の掲載記事から見えてくる「食と生活」のトレンドを整理したヘッドラインクリップ
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第112号は、
- オリジナル調査結果 消費増税ついに「10%」も―駆け込み購入、盛り上がり欠く
- 業界クリップ - 2019年8-9月の動向
10月1日から、消費税が8%から10%へ上がる。3度目の増税となる今回、政府は駆け込み需要と反動減を抑えるために様々な政策を行っている。今回は、9月上旬時点での、増税を意識した駆け込み購入(以下、前倒し購入)の状況と、増税を意識したキャッシュレス決済の利用状況を調査した。
まず、耐久財と食品・日用品に分けて前倒し購入率をみる。調査実施時点での前倒し購入率は、耐久財では28.5%、食品・日用品では18.7%だった(図表1)。食品・日用品ですでにまとめ買いをしたものは15.3%にとどまっている。
- 耐久財、食品・日用品ともに前倒し購入は低調
- 前倒し購入を行うのは男性より女性
- わかりにくさを持たれている増税対策
- キャッシュレス決済は日常使いにいたらず
- 消費者の動き 【消費者態度指数の低水準続く】
- 売れている食品・メニュー 【悪天候に伴う消費の不振】
- 東京市場 【スターバックスの新業態が登場】
- 地産地消 【神戸市の野菜キャンペーン】
- 食品企業の経営 【プレナスが直営店の一部を閉店】
- 製品開発 【健康機能を訴求する商品】
- 価格政策 【増税に伴うメニューの見直し】
- プロモーション 【ラグビーワールドカップ販促】
- チャネル政策・チャネル動向 【増税時のポイント還元策】
- ヘッドラインクリップ 2019年8-9月の動向
最新バックナンバー
- 【第161号】 男性子育て層の約5割が利用 バンドワゴン効果で拡大する新NISA
- 【第160号】 おにぎりブーム到来! おにぎりが選ばれる理由とは
- 【第159号】 成長するコーヒー市場 6つの形態が店頭に共存するワケとは?
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 2019春の食品値上げラッシュ!値上げ方法で明暗
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター QRコード決済、一過性のブームに終わるのか?
- 消費者調査データ キャッシュレス決済(2019年4月版) Suica、WAON、nanaco、上位に満足度で食い込むQRコード決済
- 企画に使えるデータ・事実 成長市場を探せ 電子マネー(2019年版)
- JMRからの提案 キャッシュレス競争の勝者は?―プラットフォーム視点で分析(2019年)
- JMRからの提案 月例消費レポート 2019年9月号 消費は改善の勢いが鈍化しつつある
おすすめ新着記事
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
消費者調査データ スポーツドリンク・熱中症対策飲料(2024年7月版) 首位「ポカリスエット」、追い上げる「アクエリアス」
人流の回復や猛暑などを背景に伸びる熱中症対策飲料・スポーツドリンクの調査結果をみると、ロングセラー「ポカリスエット」が再購入意向を除く5項目で首位を獲得した。5ポイント程度の差で追うのは「アクエリアス」。さらに10ポイント前後のビハインドで「GREEN DA・KA・RA」が続く。
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。