総務省は11月9日、家計調査23年9月分の速報を発表した。
二人以上世帯のうち勤労者世帯(サラリーマン世帯)の消費支出は31万1,728円で、物価水準の変動の影響を除去した実質ベースで前年同月比95.8%(名目ベース99.3%)と、7ヶ月連続のマイナスとなった。
勤労者世帯の平均消費性向(季節調整値)は65.0%で、前月から0.9ポイント上昇した。
無職世帯や世帯主が個人経営者の世帯などを含む、二人以上世帯の消費支出は28万2,969円で、同97.2%(名目ベース100.7%)と、マイナスが続いている。
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