

近年、多くの流通企業がプライベートブランド(PB)を拡大してきたが、一部で見直しの動きもあるようだ。今回は、食品を中心としたPBが生活者にどのように捉えられているのかを探った。
いずれかのPBの認知率は全体の約9割、購入経験率は約8割と非常に高い(図表1)。購入経験者における最近1年以内の購入率は9割を超えた。購入頻度は、週1回以上が3割ほど、月2~3回程度が2割ほどだった。今やPBは多くの人の生活に浸透しているようだ(図表2)。
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- 生活に浸透している食品プライベートブランド
- 流通企業によって異なる購入カテゴリー
- PBによって異なる品質魅力度と価格魅力度
- 高まるPBの品質評価
- 消費者の動き 【コロナの第6派の動き始まる】
- 売れている食品・メニュー 【2021年のヒット食品】
- 東京市場 【帝国ホテルの「ガルガンチュワ」がリニューアル】
- 地産地消 【福井県とゴディバのコラボ】
- 食品企業の経営 【コロナ後を見据えた動き】
- 製品開発 【ワタミが寿司業態に参入】
- 価格政策 【2022年も値上げの動き続く】
- プロモーション 【牛乳消費キャンペーンの拡がり】
- チャネル政策・チャネル動向 【食品スーパー各社の成長投資】
- ヘッドラインクリップ 2021年12月の動向
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参照コンテンツ
- MNEXT 2022年の消費の読み方-価値拡張マーケティング(2021年)
- JMRからの提案 コロナからの、KAITOU ターゲットスライド、40代女性、食生活(2022年)
- JMRからの提案 コロナからの、KAITOU 経験財化、ブランド選択、チャネル(2022年)
- MNEXT 凍結した消費マインドを溶解させるマーケティング―解除後の消費増加シナリオ(2021年)
- MNEXT 静かに激変する「当たり前の日常」と解凍消費(2021年)
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
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