花王の2024年12月期連結決算は売上高1兆6,284億円(前年同期比6.3%増)、営業利益1,466億円(同144.3%増)で増収増益となった(2023年度に実施した構造改革に係る影響を除いた2023年度の「コア利益」は1,147億円、その比較での営業利益は前年同期比27.8%増)。構造改革効果に加え、国内トイレタリーとケミカルの貢献により、計画を上回る結果となり、中期経営計画「K27」達成に向けて力強い一歩を踏み出すことができた。ファブリック&ホームケアは商品開発のスピードアップ、高付加価値新製品の投入等により増収増益、サニタリーは構造改革効果が大きく発現、ブランド力強化や生産効率化等も進展し、黒字達成。ケミカルは半導体、電子材料分野などの高付加価値製品の拡販等により全地域で増収となった。2023年8月、構造改革と成長戦略を軸に中期経営計画「K27」を発表。「未来のいのちを守る」をビジョンに、「持続可能な社会に欠かせない企業になる」「投資して強くなる事業への変革」「社員活力の最大化」の基本方針のもとに、「グローバル・シャープトップ」事業の構築、「グローバル・シャープトップ」な人財/組織運営、資本効率/収益性の改善、パートナーとの共創による事業構築の4つの戦略を推進、2024年度は積極的なマーケティング投資を行い、コアブランドの競争優位性を高め、市場シェアと利益率向上の両立を実現した。2025年度は、安定収益領域で創出したキャッシュを成長ドライバー領域に投入しグローバル成長を、事業変革領域は収益性と資本効率の改善を同時に進め、安定収益、成長ドライバーへの早期転換を目指し、連結売上高は1兆6,700億円、営業利益1,600億円を見込む。
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