
化粧室などでの手洗いや掃除に使われるペーパータオル(タオル用紙)。販売金額は2016年から5年連続で拡大、2020年の伸び率は前年比113.8%に達した。2021年に入っても、前年同月比を上回る月が続いている(経済産業省生産動態統計)。

ペーパータオルは、ここ数年インバウンド需要などにより堅実な成長を続けてきたが、2020年に入ってからはコロナ禍を背景とした衛生意識の高まりで大きく拡大した。感染防止対策の一環として、オフィスや商業施設などのトイレでハンドドライヤーが使われなくなったことや、家庭でも消毒や掃除などのほか、家族でのタオル共用を避けるためにペーパータオルの使用が増えたことなどにより、需要が伸びた。
メーカー各社ではペーパータオル分野の生産設備を増強する動きが相次いでおり、水にぬれても破れにくい商品や、1枚ずつ取り出しやすい商品など新製品の投入も活発だ。新型コロナに対応する生活様式は定着しつつあり、足元での伸びは鈍っているものの、今後もペーパータオルの需要は堅調に推移するとみられている。
参照コンテンツ
コロナ禍で総じて衛生品が伸長
トイレタリー関連4社の企業活動分析
シリーズ 成長市場を探せ
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