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ソニーグループの現在の戦略は...
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ソニーグループの2023年3月期の連結決算は、売上高が11兆5,398億円(前年比16.3%増)、営業利益が1兆2,082億円(同0.5%増)と増収増益となった。売上高については、主にゲーム&ネットワークサービス分野、イメージング&センシング・ソリューション分野、音楽分野及び映画分野の大幅な増収、ならびにエンターテイメント・テクノロジー&サービス分野の増収が寄与し、2桁増収。営業利益は映画分野及びゲーム&ネットワークサービス分野の大幅な減益ならびにエンターテイメント・テクノロジー&サービス分野の減益があったものの、金融分野、イメージング&センシング・ソリューション分野及び音楽分野の大幅な増益、ならびに全社(共通)及びセグメント間取引消去の損失の大幅な縮小により、前年度比ほぼ横ばいとなった。ソニーグループでは、2021年に「ソニーの進化」をテーマとした第四次中期経営計画(2021~2023年度)をスタート。コンテンツIP(知財)、DTC(Direct-to -Consumer)、テクノロジーへの投資と、事業間連携によるグループの進化・成長を図り、2023年度までの3年間で4.3兆円の調整後EBITDA、3.8兆円のキャッシュ創出を目指している。2年目となる2022年度は、調整後EBITDA実績は1兆7,034億円となり、グループKPIである3年間累計の調整後EBITDAは、音楽・映画分野を中心に当初計画を大幅に上回って進捗している。最終年度となる2023年度は、4月にグループ経営体制の強化を目的に経営体制を刷新、3年間累計の調整後EBITDAは、目標である4.3兆円に対し16%増となる、5兆円を見込む。当年度は不安定な事業環境が想定されるが、KPIの確実な達成に向け、リスクマネジメントに重点を置いた事業運営を進めていく。
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