
花王は、英国の新設子会社花王プレステージ社を通じて、モルトン・ブラウン社を1億7,000万ポンド(約340億円)で買収したと7/16に正式に発表した。高級化粧品部門における有力ブランドの買収は今回がはじめてとなる。
モルトン・ブラウン社は、自然成分をベースにしたシャンプーやボディケアを展開するロイヤル・ワラント(英国王室御用達)の高級プレステージブランド。花王のリリースによると、同社は1973年にロンドンで創業、2004年の年間売上高は87億円、ここ数年毎年二桁の売上成長、高収益を維持しており、2005年度は110億円の計画という。販路は、ハロッズやセルフリッジ(英)、ニーマン・マーカス、ブルーミングデール(米)、バーニーズ・ニューヨーク(日)などの世界各国有名デパートに加え、同社製品のみを販売する路面店モルトン・ブラウン・エンポーリア(全世界で37店)を持ち、世界70ヵ国以上で販売されている。アメニティ事業も行っており、世界各国の一流ホテルや英国航空でもアメニティ商品として採用されている。
日本では、パークハイアット東京などの高級ホテルのアメニティの他、商品そのものは、バーニーズと一部のネット通販で購入可能である。日本での知名度はさほど高くないが、ハンドソープ3,000円、ボディローション6,000円の高級価格帯、知る人ぞ知るラグジュアリーブランドである。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ クラフトウォッカがけん引 市場は4年連続2桁成長
国産ウォッカ市場が急拡大している。22年から4年連続で2桁成長、25年には1998年以降の最高を記録した。成長をけん引しているのはクラフトウォッカだ。シュリンクするアルコール市場のなかで、今後も成長が期待できるジャンルとみなされている。

消費者調査データ エナジードリンク 市場は混戦模様? 「ZONe」は「モンスターエナジー」を超えられるか
拡大するエナジードリンク市場。トップブランドの「モンスターエナジー」に、「ZONe」、「レッドブル」を交えて混戦模様が続いている。

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。





![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)