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公開日:2023年02月17日

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第151号
コンビニ利用者の4割超がスイーツ購入
来店きっかけでついで買いも誘う


本コンテンツは、食生活についての消費者への独自調査をもとに、その分析結果をまとめたオリジナルコンテンツです。有料会員の方は、調査結果の分析パートと、主要各紙から食生活のトレンドを整理した業界クリップの2部構成でお届けするレポート形式のPDFダウンロードがご利用いただけます。


スイーツ購入店はコンビニエンスストアが3割以上

 どんな時でも気軽に買えるコンビニスイーツ。毎週のように新商品が発売され、流行を生み出すこともあるコンビニスイーツが、どのような人にどのような理由で購入されているかを調査した。

 まず、1ヶ月以内にスイーツ(コンビニスイーツ以外も含む)を購入した場所についてみてみる。もっとも多く購入されていた場所は食品スーパーで、コンビニがそれに続いた(図表1)。3割超がコンビニでスイーツを購入しており、スイーツ専門店での購入と比較しても1割程度高かった。

 続いて、1ヶ月以内にコンビニで購入した商品についてみてみる(図表3)。「おにぎり・サンドイッチ・パン」「ペットボトル・缶飲料」に次いで多く購入されたのは「スイーツ(和洋生菓子、焼き菓子)」で、4割以上の利用者が購入している。

 次にコンビニスイーツの購入者を性別・ライフステージ別でみていく(図表5)。性別では女性が1割ほど高いが、男性既婚子育て層をみると、女性全体よりも高い。既婚子なし層では男性の方が同ステージの女性より高い割合を占めた。

 コンビニでもっとも購入頻度が増えたものがスイーツであり(図表4)、男性も多く購入していることがわかる。

図表
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コンビニスイーツは来店頻度や購入点数に影響

 次に、コンビニスイーツ購入者のコンビニでの購入状況についてみていく(図表6)。スイーツ購入者は、非購入者と比べてコンビニ利用頻度が高く、週3回以上利用する人が3割を超える。これは非購入者より約2割高い。

 また、スイーツ以外も含む購入点数についてはさらに大きな差がみられる(図表8)。スイーツ購入者は3個以上買っている人が6割を超える一方、非購入者は約3割にとどまっている。またスイーツ購入者のうち、予定外のものを買った人は6割以上だったが、非購入者は3割以下にとどまった。同時に購入したものとして、コンビニ利用者全体と比較したときに購入率に大きな差がある商品は「菓子類・アイスクリーム」で、スイーツ購入者は2割弱多く買っている(図表7)。それ以外にもすべての商品において、スイーツ購入者の方が同時購入率が高くなっている。

 スイーツ購入者ベースでみたスイーツの買い方について、「スイーツのために行くコンビニを選ぶ」と答えた人は過半数であった(図表10)。また、「他のものを買うために入ったのについスイーツを買うことがある」という人は6割以上だった。

 購入点数や来店頻度などにおいて、スイーツがコンビニで非常に重要な商材となっていることが確認できる。

図表
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おいしそうで手ごろに買えるコンビニスイーツ、再購入率は7割超

 次に、購入した理由や目的についてみていく。もっとも多かった理由は「おいしそう」で8割近く、続いて「手ごろな価格」が約4割だった(図表13)。また、「なんとなく目について」も4位となっていた。専門店と比較して安価に買えることで、つい買ってしまう人が多いのではないかと思われる。3位には「気に入っている」が挙がっており、これは再購入率にもあらわれている(図表12)。同じスイーツを「5回以上買った」と答えた人は3割にのぼり、再購入率は7割を超えた。

 次に、スイーツの種類別の購入理由をみると、フルーツサンドが他の商品と比べて「外見」「有名店監修」「商品の入れ替え」の割合が高くなっている(図表15)。特に「商品の入れ替え」による理由が他よりも高く、期間限定の商品などにより、他の商品に比べて話題づくりに貢献していることがうかがえる。

 また、性別・ライフステージ別に購入目的をみると、女性はおやつとして購入している人が6割以上だった(図表16)。男性は、リフレッシュやストレス解消を目的として購入している人が女性よりも多いことがわかる。

図表
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新商品が多いコンビニはトレンドに敏感な層にとって魅力的な存在

 1ページ目で性別・ライフステージ別での購入状況に言及したが、より購入率に影響を与えていたのは価値観であった。「新商品を試してみたい」と思っている人の購入率が4割ともっとも高い(図表17)。他にも、「新鮮で変化のある生活を送りたい」「趣味」「トレンド」を追求する人の購入率も全体を上回った。こうしたトレンドに敏感な人たちが、新商品が頻繁に発売されるコンビニスイーツにも魅力を感じているのではないかと思われる。

 続いて、1ヶ月以内の商品別コンビニスイーツ購入率と今後の購入意向を比較した。するとすべての商品において、1ヶ月以内の購入率よりも今後の購入意向が高い結果となった(図表18)。現在購入している人以上に今後購入したい人が多くなっており、今以上に市場が伸長することが期待できる。

 これまでみてきたように、コンビニスイーツは商品そのものの魅力度の高さだけでなく、コンビニ来店の動機づけや店舗選択の理由、さらには購入点数の増加にも結びつく重要な商材であることがわかった。これからもコンビニに活気を与え続ける存在だといえるのではないだろうか。

図表
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* オリジナル調査結果の分析 構成(全4頁)
  1. スイーツ購入店はコンビニエンスストアが3割以上
  2. コンビニスイーツは来店頻度や購入点数に影響
  3. おいしそうで手ごろに買えるコンビニスイーツ、再購入率は7割超
  4. 新商品が多いコンビニはトレンドに敏感な層にとって魅力的な存在

* 業界クリップ 2023年1月(全7頁)
  1. 消費者の動き        【消費のマイナス始まる】
  2. 売れている食品・メニュー  【睡眠改善商品の人気】
  3. 東京市場          【すかいらーくの新業態】
  4. 地産地消          【カルビーが工場と地域飲食店を仲介】
  5. 食品企業の経営       【回転寿司チェーンで迷惑行為の動画】
  6. 製品開発          【ビール強化の事業方針】
  7. 価格政策          【サイゼリヤの価格維持戦略】
  8. プロモーション       【「アーモンドミルク」を使ったラーメン】
  9. チャネル政策・チャネル動向 【ファミマが「肉弁当四天王」を強化】
  10. ヘッドラインクリップ    2023年1月の動向



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