ハウス食品グループ本社の現在の戦略は...
国内カレー事業から素材の多角化と垂直統合戦略へ
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ハウス食品グループ本社の2024年3月期の連結決算は、売上高2,996億円(前年同期比8.9%増)、営業利益195億円(同16.7%増)と増収増益であった。 売上高は、国内外グループ各社の価格改定やキーストーン社の新規連結などもあり増収、営業利益は、海外食品事業の苦戦を他の4事業セグメント(香辛・調味加工食品、健康食品、外食、その他食品関連)でカバーし増益となった。セグメント別では、主力の香辛・調味加工食品事業は、価格改定を実施するとともに販売数量の早期回復に向けて需要喚起策を展開することで、収益力を回復(売上高1,263億円:前年比5.4%増、営業利益108億円:前年比36.9%増)。健康食品事業は、「ウコンの力」の需要増に加え、主力製品である「C1000瓶製品」や「1日分のビタミンゼリー」の販売に注力し増収、利益面は増収効果に加え効果的なコスト運用もあり増益。海外食品事業は、米国豆腐事業では、キーストーンナチュラルホールディングス社の新規連結により増収となったが、同社買収に伴うのれん等の償却負担や2023年6月に稼働したハウスフーズアメリカ社新ラインの減価償却負担などを吸収するには至らず減益。中国カレー事業では、増収となったが家庭用、業務用ともに減益。外食事業は、増収増益。 ㈱壱番屋は、経済活動再開に伴う人流回復に加え、メニュー施策や新たなプロモーション活動の効果もあり、既存店売上高、客数、客単価すべてが前期を上回った。海外は、新型コロナの各種規制がなくなり経済回復が進んだことなどから多くのエリアで好調に推移。2024年4月からスタートした第八次中期計画では、 「食で健康」クオリティ企業への変革<第二章>という第七次計画を引き継ぎ、 グローバルなバリューチェーン(VC)構築で成長をめざす。
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