2023年の豆乳類等の販売金額は780億円で、前年比では95.1%と減少した(全国清涼飲料連合会)。植物性ミルクのなかで豆乳に次ぐ市場規模のアーモンドミルクの販売金額は、155億円で前年並みで推移した(アーモンドミルク研究会)。
今回は、当社が任意に選んだ植物性ミルク24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
調査結果を見ると、前回(2023年11月版)は首位を逃した再購入意向も含め、全項目で「キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ)」が首位を獲得した。特に3ヶ月内購入では、2位に10ポイントの差をつけており、ロングセラーブランドらしい強さをみせた。
「キッコーマン 豆乳」を追うのは、同じくキッコーマンの「キッコーマン 豆乳飲料」*で、再購入意向を除く5項目で2位を獲得した。3位グループは、「マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ)」と「アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ)」が小差で競っている。豆乳や豆乳飲料がまだ強い植物性ミルク市場で、アーモンドミルクのブランドとして健闘している。
* 豆乳に果汁やコーヒーなどのフレーバーを加えて味付けした飲料
再購入意向を見ると、首位は前述のように「キッコーマン 豆乳」だが、母数は少ないながら2位には「アルプロ オーツミルク(ダノンジャパン)」、6位には「アーモンド効果のアーモンドミルク」が入るなど、豆乳類以外の植物性ミルクもランクイン、堅実なファン層の形成が見てとれる。
また、4位に「トップバリュ 豆乳/豆乳飲料(イオン)」、7位に「セブンプレミアム アーモンドミルク(セブン&アイ)」とPBの健闘も目立つ。
豆乳市場はコロナ下の巣ごもり需要で大きく伸びた。23年は前年割れとなったものの、今年上期は前年を上回るペースで推移、伸長を続けるアーモンドミルクやオーツミルクとともに、注目を集めている。メーカー各社も新フレーバーやキャンペーンなどで、さらなるユーザーへの浸透を狙い、市場の拡大を図っている。
- 注目ランキング
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- 3ヶ月内購入
- キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ) 19.7%
- キッコーマン 豆乳飲料(キッコーマンソイフーズ) 9.7%
- マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ) 7.9%
- アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ) 6.7%
- 再購入意向
- キッコーマン 豆乳(キッコーマンソイフーズ) 65.7%
- アルプロ オーツミルク(ダノンジャパン) 63.6%
- マルサンアイ 豆乳(マルサンアイ) 60.5%
- トップバリュ 豆乳/豆乳飲料(イオン) 60.0%
- 3ヶ月内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ調査概要
提示24ブランド
- キッコーマン 豆乳(調整/無調整)(キッコーマンソイフーズ)
- キッコーマン 豆乳飲料(バナナ、紅茶など)(キッコーマンソイフーズ)
- マルサンアイ 豆乳(調整/無調整)(マルサンアイ)
- マルサンアイ 豆乳飲料(ほうじ茶、ピスタチオなど)(マルサンアイ)
- ひとつ上の豆乳飲料(マルサンアイ)
- タニタカフェ監修 オーガニック豆乳(マルサンアイ)
- Plants & Me(森永乳業)
- ミルクのようにやさしいダイズ(大塚食品)
- スゴイダイズ(大塚食品)
- 豆腐もできます 有機豆乳(スジャータめいらく)
- Plant Label Pea Drink(雪印メグミルク)
- トップバリュ 豆乳/豆乳飲料(イオン)
- アーモンド効果のアーモンドミルク(江崎グリコ)
- アーモンド・ブリーズ(ポッカサッポロ フード&ビバレッジ)
- 毎日おいしい ローストアーモンドミルク(マルサンアイ)
- トップバリュ アーモンドミルク(イオン)
- セブンプレミアム アーモンドミルク(セブン&アイ)
- みなさまのお墨付き アーモンドミルク(西友)
- アルプロ オーツミルク(ダノンジャパン)
- 明治まるごとオーツ オーツミルク(明治)
- オーツミルククラフト(マルサンアイ)
- オーツミルク(スジャータめいらく)
- トップバリュ オーツミルク(イオン)
- みなさまのお墨付き オーツミルク(西友)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2024年7月26日(金)~7月30日(火)
調査対象者:インターネットモニター 20歳~69歳 全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,170サンプル
サンプル構成(%)
参照コンテンツ
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