味の素の2025年3月期の連結決算は売上高1兆5,306億円(前年同期比6.3%増)、事業利益1,593億円(同7.9%増)となり、ともに過去最高を更新した。全体としては、海外の調味料・食品が引き続き順調に推移したことに加え、ヘルスケア等が回復したことで増収。事業利益はForge社の連結影響を除くと、二桁%成長を継続した。調味料・食品セグメントでは、売上高は販売増や換算為替の影響等により8,960億円(同5.8%増)、事業利益は増収効果等により1,140億円(同2.2%増)となった。国内では、原材料価格が高騰しているコーヒーを除いた調味料、栄養・加工食品は新製品の貢献等があり、順調に成長。海外では、原材料高騰に対する着実な値上げやブランド再活性化を図るコラボ施策の実施などにより、調味料・食品が継続して着実な成長を実現している。冷凍食品セグメントでは、売上高は換算為替の影響等により2,894億円(同2.7%増)、事業利益は北米が力強い増益を実現したが、日本が原材料高騰や為替影響もあり減益となり、80億円(同16.0%減)となった。ヘルスケア等セグメントは、AI需要の拡大といった環境の中で、電子材料が好調に推移してV字回復。売上高は、電子材料やバイオファーマサービス&イングリディエンツの販売増の影響等により、前期を338億円上回る3,284億円(同11.5%増)、事業利益は電子材料の増収効果等によ り318億円(同30.4%増)となった。2025年2月には、中村茂雄氏が代表執行役社長に就任。2026年3月期も増収・増益を見込んでおり、新体制のもとでASV 経営を一段と進化させ、「2030ロードマップ」の達成前倒しに挑戦する。
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企業活動分析に関する基調論文
参照コンテンツ
- 戦略ケース 味の素 CO2排出量表示で先手(2008年)
- 戦略ケース どこまで伸びるか トクホ市場(2005年)
- 戦略ケース シェア集中対応と中間付加価値開発(1999年)
- 戦略ケース プレミアムバリューの創造とローコスト化への挑戦(1994年)
- 戦略ケース ソフト化による事業多角化戦略の展開(1990年)
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