味の素の現在の戦略は...
アミノ酸をコアとしたグローバル多角化戦略
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味の素の2023年3月期の連結決算は売上高1兆3,591億円(前年同期比18.2%増)、事業利益1,353億円(同11.9%増)と増収増益となり、過去最高益を更新した。調味料・食品セグメントの売上高は、換算為替の影響に加え、海外における単価上昇や販売数量増等により7,750億円(同16.7%増)、事業利益は原材料等のコスト増の影響があったものの、換算為替の影響や増収効果等により829億円(同2.1%増)となった。冷凍食品セグメントの売上高は、換算為替の影響や単価上昇等により2,672億円(同20.5%増)、事業利益は原材料等のコスト増の影響があったものの、増収効果や換算為替の影響等により増益となった。ヘルスケア等セグメントの売上高は、バイオファーマサービス&イングリディエンツ、ファンクショナルマテリアルズ(電子材料等)等の販売増や換算為替の影響等により2,997億円(同19.3%増)、事業利益は増収効果や換算為替の影響等により525億円(同21.1%増)となった。2022年度は「2020-2025中期経営計画」フェーズ1(2020-2022中計)で掲げた財務・非財務の各目標をほぼ達成し、1年前倒しで再成長ステージに入ることができた。味の素グループでは、これまで中期経営計画を策定し取り組んできたが、常に変化する社会や経済情勢下において、3年分の数字を精緻に積み上げすぎて計画倒れや計画疲れになりがちだった従来型の中期経営計画を廃止し、長期のありたい姿を定め、そこから「ASV指標」を掲げ、バックキャストする経営へと変革させていく。2030年味の素グループのありたい姿では、従来の「アミノ酸のはたらきで食と健康の課題解決」のその先を見つめ、「アミノサイエンスで人・社会・地球のWell-beingに貢献する」へと進化させた。この2030年のありたい姿を目指して 「中期ASV経営 2030ロードマップ」を策定し、「ASV指標」による「中期ASV経営」へのマネジメントの変革を実行していく。
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参照コンテンツ
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