半歩先を読む日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net

公開日:2024年04月05日

消費者調査データ No.405
ノンアルコール飲料(2024年4月版)
首位は「ドライゼロ」、追う「オールフリー」「のんある気分」



グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。
登録済みの方はこちらからログインしてご利用ください。

 2022年のノンアルコール飲料市場は前年比2%増の4,084万ケースと8年連続で拡大を続け、過去最高と推定される(サントリー「ノンアルコール飲料レポート2023」)。

 今回は、当社が任意に選んだノンアルコール飲料24ブランド(一部微アルコール飲料を含む)について、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査は、アサヒビールのビールテイストカテゴリーの「アサヒ ドライゼロ(以下ドライゼロ)」が、前回(2023年4月版)調査では惜しくも2位だった再購入意向も含め、全項目で首位を獲得した。「ドライゼロ」は、派生元の「アサヒ スーパードライ」の高い認知や購入経験などもあり、対象ブランドの中で唯一認知が6割、店頭接触が5割を超えている。3ヶ月内購入や再購入意向でも2位の「オールフリー(サントリー)」に5ポイント以上の差をつけて、ビールテイストカテゴリーのリーディングブランドとしての地位を固めつつある。

 2位はやはりビールテイストの「オールフリー」で、小差でカクテルテイストの「のんある気分(サントリー)」、4位に「キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリン)」が続く。ランキング上位にはビールテイストが目立つが、3ヶ月内購入では上位10点のうち、4点がビールテイスト以外のブランドである。

 その再購入意向上位3位は、3ヶ月内購入などと同様だが、4位以下にはワインテイストの「モクバル(キリン)」やレモンチューハイテイストの「よわない檸檬堂(コカ・コーラシステム)」、カクテルテイストの「氷零 カロリミット(キリンビール)」、梅酒テイストの「酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)」などビールテイスト以外のブランドも上がってきている。

 2022年のノンアルコール飲料市場は拡大しているとはいえ、ビールテイストは減少、市場拡大をけん引しているのはチューハイテイストなどのカクテルテイストだ。コロナ禍を契機に大幅に拡大したノンアルコール飲料市場は、23年には微減が見込まれているものの、コロナ前と比べると2割弱の拡大だ(サントリー同レポート)。コロナ収束とともに踊り場を迎えるのか、それともメガトレンドである健康志向を背景にアップトレンドが続くのか、今後の行方が注目される。

注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)  19.1%
    2. オールフリー(サントリー)      14.7%
    3. のんある気分(サントリー)      10.2%
  • 再購入意向
    1. アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)    47.9%
    2. オールフリー(サントリー)       38.2%
    3. のんある気分(サントリー)       34.4%
    4. モクバル(キリン)           31.8%
    5. よわない檸檬堂(コカ・コーラシステム) 30.5%

グラフの閲覧・詳細データのダウンロードには有料の会員登録が必要です。

ログインしてグラフを見るいますぐ会員登録


詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)
  • アサヒ ドライゼロ フリー(アサヒビール)
  • アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)
  • アサヒ ゼロ(アサヒビール)
  • キリン グリーンズフリー(キリン)
  • キリンカラダフリー(キリン)
  • キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリン)
  • キリンパーフェクトフリー(キリン)
  • オールフリー(サントリー)
  • サッポロ プレミアムアルコールフリー(サッポロビール)
  • ノンアルコールビールテイスト0.00%(イオン)
  • スタイルバランス(アサヒビール)
  • 氷零 カロリミット(キリンビール)
  • モクバル(キリン)
  • のんある気分(サントリー)
  • のんある晩酌(サントリー)
  • サッポロ レモンズフリー(サッポロビール)
  • よわない檸檬堂(コカ・コーラシステム)
  • 酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)
  • まるで梅酒なノンアルコール(サントリー)
  • メルシャン スパークリングアルコールゼロ(メルシャン)
  • ノンアルでワインの休日(サントリー)
  • ビアリー(アサヒビール)
  • ザ・ドラフティ(サッポロビール)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年2月29日(木)~3月4日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター木 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,019サンプル
サンプル構成(%)






参照コンテンツ


おすすめ新着記事



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツプレミアム会員サービス戦略ケースの教科書Online


お知らせ

2024.03.25

当社合田執筆の「猛スピードのクルマはいらない」 これからの高齢化社会に必要な“まちづくり”とは何か? そのヒントは欧米になかった!」がメルクマールに掲載されました。

2024.04.22

JMR生活総合研究所 ゴールデンウイーク期間中の営業のお知らせ

新着記事

2024.04.26

消費からみた景気指標 24年2月は10項目がプラスに

2024.04.26

24年3月の「全国百貨店売上高」は25ヶ月連続のプラス、インバウンドや物産展が好調

2024.04.26

24年3月の「ファーストフード売上高」は37ヶ月連続のプラスに

2024.04.26

24年3月の「ファミリーレストラン売上高」は25ヶ月連続プラス

2024.04.25

月例消費レポート 2024年4月号 消費は足許で持ち直しの動きが見られる-「いつも通り」の消費の風景が戻ってくるようになれば消費回復の見通しもより確かなものに

2024.04.24

24年3月の「チェーンストア売上高」は既存店で13ヶ月連続のプラス、食料品がけん引

2024.04.24

24年3月の「コンビニエンスストア売上高」は4ヶ月連続のプラスに

2024.04.23

24年2月の「旅行業者取扱高」は19年比で78%に

2024.04.23

24年2月の「広告売上高」は、3ヶ月連続のマイナス

週間アクセスランキング

1位 2024.04.12

成長市場を探せ ビスケット市場、4年連続プラスで初の4,000億超えに(2024年)

2位 2024.03.13

戦略ケース なぜマクドナルドは値上げしても過去最高売上を更新できたのか

3位 2022.05.10

消費者調査データ エナジードリンク(2022年5月版) 「レッドブル」「モンスター」認知率拡大、上位の牙城揺るがず

4位 2019.09.10

戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ

5位 2021.05.25

MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争 「アマン」VS.「リッツ」(1)

パブリシティ

2023.10.23

週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

2023.08.07

日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

ENGLISH ARTICLES

2023.04.17

More than 40% of convenience store customers purchase desserts. Stores trying to entice shoppers to buy desserts while they're shopping.

2023.02.22

40% of men in their 20s are interested in skincare! Men's beauty expanding with awareness approaching that of women

2022.11.14

Frozen Foods' Benefits Are Expanding, and Child-raising Women Are Driving Demand

2022.09.12

The Penetration of Premium Beer, and a Polarization of the Growing Beer Market

2022.06.20

6.9 Trillion Yen Market Created By Women― Will Afternoon Tea save the luxury hotels in the Tokyo Metropolitan Area