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公開日:2024年10月07日

戦略200+・企業活動分析
株式会社ニトリホールディングス
24年3月期は決算期変更の影響もあり減収減益
2024年3月期決算の総括

株式会社ニトリホールディングスの2024年3月期連結決算は、売上高8,958億円(前期比5.5%減)、営業利益1,277億円(同8.8%減)と減収減益となった。ただし、2022年度は13か月間、2023年度は12か月間決算。ニトリ事業は、売上高7,854億円(同4.4%減)、営業利益は1,251億円(同7.6%減)。ニトリ41店舗、デコホーム17店舗の出店を進め、売上対策として、既存店の改装をはじめ、テレビ番組による取材の機会を利用して商品の魅力をアピールするなど、客数対策を積極的に推進。また、一部商品の期間限定価格での提供を「創業祭」「もうすぐ世界で、ニトリグループ1,000店舗達成記念祭」等各種キャンペーン施策で実施。新しい買い方の提案に関する取組みとしては、顧客参加型のライブコマース「ニトリLIVE」において、キャンプフェス「GO OUT JAMBOREE 2023」に初出展し、今季のアウトドア用品について、初めて屋外イベント会場から生配信した。島忠事業は、売上高1,193億円(同11.4%減)、営業利益は21億円(同48.7%減)。経営統合後初の新規出店となる「ホームズ横浜鶴見店」を2023年12月にオープン。ドラッグ・コスメの売場も充実し、スーパーマーケットも併設するなど、「衣食住を兼ね備え、ワンストップでお買い物ができる店舗」のモデル店として、今後の新規出店に活かしていく方針だ。2021年度以降の5か年計画では、1.事業領域と地域の拡大、2.顧客中心の経営~商品開発・業態~、3.グローバルサプライチェーンマネジメント戦略の3つを重点課題としている。2024年度に入りアジアでの出店攻勢をしかけており、今後の海外成長に注目だ。


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