サッポロホールディングスの2024年12月期の連結決算は、売上収益5,308億円(前年同期比2.3%増)、事業利益220億円(同41.0%増)、営業利益104億円(同11.9%減)であった。国内ビール強化や各事業の構造改革等により、本業の収益力を示す事業利益はIFRS適用後初の200億円台へ乗せた。しかし、米国事業の減損損失(2022年に買収したStone社の、のれん約139億円)を計上したため、営業利益は減益となった。主力の酒類事業は、売上高3,882億円(同3.0%増)、事業利益188億円(同17.5%増)。国内酒類、海外酒類ともに好調だったものの、米国事業の減損損失計上により、営業利益は47億円(同47.4%減)となった。食品・飲料事業は、売上高1,180億円(同1.6%減)となったが、SKU削減等構造改革により営業利益52億円(同207.7%増)。不動産事業は、恵比寿・ガーデン・プレイスの稼働率向上により増収となった。2025年2月に「グループ中長期成長戦略」を発表。顧客接点の拡大と豊かなライフスタイルの提供、幅広いカテゴリーでの健康的な選択肢の提供、事業持株会社体制移行、戦略的提携、酒類事業への大型投資という5つの柱で、今後の成長を確かなものとしていく。
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