![](/top/img/ogp/mranking358ec.jpg)
2020年のコーヒー飲料の販売金額は、前年比9.7%減の8,167億円となった(全国清涼飲料連合会)。
今回は、当社が任意に選んだコーヒー飲料32ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2021年1月版)と同様、サントリーの「BOSS(ボス)」が再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。広告接触では、2位の「ジョージア」(日本コカ・コーラ)に9.1ポイントの、認知では同じく「ジョージア」に7.2ポイントの差をつけており、広告を軸に高い認知を実現している。
「ジョージア」は、3ヶ月以内購入と再購入意向を除く5項目で2位だ。認知や広告接触、店頭接触では「BOSS」に5ポイント以上の差をつけられているが、3ヶ月以内購入や今後の購入意向では「BOSS」との差は小さい。
この上位2ブランドを追うのは、「クラフトボス」(サントリー)、「キリンファイア」(キリンビバレッジ)、「ワンダ」(アサヒ飲料)、「マウントレーニア」(森永乳業)などだが、認知や購入経験では水をあけられている。
再購入意向では、首位は大容量でコストパフォーマンスに優れた「トップバリュのコーヒー」(イオン)、2位には"癒しのカフェの味わい"を謳う「BEANS & ROASTERS」(UCC 上島珈琲)が入った。ともに母数は少ないが、特徴のはっきりした商品だ。定番の「BOSS」、「ジョージア」は今回ともにランク外となった。
コロナ禍でコーヒー飲料市場は大きな影響を受けた。もともとダウントレンドにあった缶コーヒーは、在宅勤務や外出自粛で大きく落ち込み、家庭用の大容量商品や、"ちびだら飲み"対応のペットボトルへのシフトがみられた。同時に高まる健康志向を背景に、ブラックや微糖が注目されているという。メーカー各社は相次いで新ブランドや新アイテムを投入しており、「クラフトボス」(サントリー)や「ジョージア ジャパンクラフトマン」(日本コカ・コーラ)などに続く大型ヒット商品の登場が期待される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー) 18.7%
- CRAFT BOSS(サントリー) 15.7%
- ジョージア(日本コカ・コーラ) 15.5%
- 購入意向
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー) 25.7%
- ジョージア(日本コカ・コーラ) 21.8%
- CRAFT BOSS(サントリー) 18.4%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ![消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ](https://www.jmrlsi.co.jp/trend/mranking/images/mranking-sample.png)
調査概要
提示32ブランド
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー)
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー)
- BOSS(ボス) ラテベース(サントリー)
- プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション(サントリー)
- ジョージア(日本コカ・コーラ)
- ジョージア ジャパンクラフトマン(日本コカ・コーラ)
- ジョージア カフェボトルコーヒー(日本コカ・コーラ)
- ジョージア ラテニスタ(日本コカ・コーラ)
- コスタ(日本コカ・コーラ)
- キリンファイア(キリンビバレッジ)
- キリンファイア ワンデイ(キリンビバレッジ)
- タリーズコーヒー(缶)(伊藤園)
- ワンダ(アサヒ飲料)
- ドトール カフェ・オ・レ(アサヒ飲料)
- ポッカコーヒー(ポッカサッポロF & B )
- アロマックス(ポッカサッポロF & B)
- UCC ミルクコーヒー(UCC 上島珈琲)
- UCC THE COFFEE(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK 無糖(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK COLD BREW(UCC 上島珈琲)
- BEANS & ROASTERS(UCC 上島珈琲)
- 上島珈琲店(UCC 上島珈琲)
- ブレンディ ボトルコーヒー(味の素AGF)
- ダイドーブレンドコーヒー(ダイドードリンコ)
- スターバックス チルドカップ(スターバックス)
- マウントレーニア(森永乳業)
- ドトールチルドカップ(メイトー)
- セブンプレミアムのコーヒー(セブン & アイ)
- ウチカフェマイカップドリンク(ローソン)
- ファミリーマートコレクションのコーヒー
- みなさまのお墨付きのコーヒー(西友)
- トップバリュのコーヒー(イオン)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2021年12月10日(金)~12月15日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,042サンプル
サンプル構成(%)
![](/trend/mranking/face/ranking357-f1.png)
![](/trend/mranking/face/ranking357-f2.png)
![](https://www.jmrlsi.co.jp/shared/img/custom_research.png)
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第139号 広く浸透する食品PB、高まる品質評価
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第121号 在宅時間の増加で増えるおうちカフェこだわり派
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号 "自粛"で変わる購買行動とライフスタイル
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第109号 チルドカップが誘うコーヒーの世界~若者中心に受容
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第100号 "脱コーヒー"で存在感増すペットボトルコーヒー
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
![「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/f-monthly-164s.jpg)
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割
野菜ジュースの生産量は、業界団体調べによると3年連続で減少しており、2023年は前年比5.6%減となった。今回は値上げによって、野菜ジュースのブランド選択にどのような変化が起こっているのか調査をおこなった。
![J-marketingをもっと活用するために](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-0.gif)
![無料で読める豊富なコンテンツ](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-1.png)
![プレミアム会員サービス](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-2.png)
![戦略ケースの教科書Online](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-3.png)