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公開日:2020年08月20日

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消費経済レビュー Vol.32

はじめに

 2019年10月からの消費税増税を境に悪化に転じた消費は、2020年3月以降本格化した新型コロナウイルス感染拡大で悪化の動きが加速し、足許ではスランプが続いています。雇用環境と収入環境はともに、悪化が進んでいます。消費マインドは最悪期を脱し、反転上昇の動きをみせてはいますが、その戻りは鈍いままです。

 公表されている経済指標を見ると、GDPはマイナス成長が続いており、輸出と民間最終消費支出の不振が大きく足を引っ張っています。感染拡大がグローバルレベルで広がる中で輸出の回復は当分望めず、設備投資も先行きは不透明です。在庫調整と生産調整は、長引くものと予想されます。

 2020年度の日本経済の見通しは、経済の立ち直りはほぼ望めないとの見方が大勢です。2021年度は、コロナ感染も終息し個人消費と輸出が主導する形で、景気回復は進展するとの見方が優勢ではあります。しかし、第二波が到来し、経済活動が再び自粛に追い込まれれば、想定シナリオは全て狂うこととなります。

 今号の概要は以下のとおりです。

 「2020年度末に向けた消費の展望-コロナ禍からの回復を模索する消費」では、2019年9月の前号以降の経済情勢を整理しました。コロナウイルス感染拡大という未曽有の事態からの脱却を目指し、回復に向けたシナリオを模索し続ける日本の景気と消費の現状と今後を概観します。


構成

2020年度末に向けた消費の展望-コロナ禍からの回復を模索する消費
  1. 低迷が続く消費
  2. 悪化が進む雇用・収入環境
  3. 調整局面に入るマクロ経済
  4. 今後の消費の行方を占う

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特集:コロナ禍の消費を読む


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