サントリーホールディングスの2025年12月期の連結決算は、売上収益3兆4,325億円(酒税込み・前年同期比0.4%増)、営業利益2,212億円(同32.8%減)と、売上は微増ながら、5年ぶりの減益となった。売上の約50%を占める「飲料・食品」セグメントは、売上収益1兆7,220億円(前年同期比2.0%増)、営業利益1,746億円(同5.4%減)。積極的なマーケティング活動が奏功したイギリスを中心に欧州が牽引し増収、一方、ベトナム・タイにおいて、急速な事業環境変化への対応が遅れ減益となった。日本では、「サントリー天然水」ブランドの1Lペットボトル容器や「同 きりっとヨグ」、「BOSS」ブランドの「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」や「同 世界のTEA」シリーズ、「特茶」ブランド等が引き続き好評。「特茶」ブランドから水カテゴリーの新商品「特水」を発売し、新たな需要を開拓した。海外では、オセアニアにおいて7月よりRTDの販売を開始。欧州では、イギリスにおいて積極的なマーケティング活動を行ったスポーツドリンク「Lucozade」ブランドおよび清涼飲料「Ribena」ブランドなどが牽引。米国では、炭酸およびエナジーカテゴリーが堅調に推移したことに加え、新商品の発売も寄与した。売上比率約40%の「酒類」セグメントでは、売上収益(酒税込み)1兆3,870億円(前年同期比0.4%減)、営業利益1,031億円(同42.9%減)。国内において全事業で前年同期を上回ったが、海外主要エリアでの市況悪化等の厳しい外部環境、前期に計上した関係会社売却の影響もあり減収。営業利益は、前期に計上した関係会社売却益の反動もあり減益となった。健康食品事業は、国内で「ロコモア」「VARON」ブランドが引き続き好調、グローバルでの事業拡大にも注力した。新浪会長が退任し、新体制で臨む2026年度は、新しい価値創造に挑戦するとともに、グローバルに展開する食品酒類総合企業として更なる成長と収益の強化を図り、売上収益3兆5,800億円、営業利益2,800億円を見込む。
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企業活動分析に関する基調論文
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