

コロナで働き方が変わり、家での食事機会が増えている。今回は朝食に着目し、実際に家でどのような朝食を食べているのか調査を行った。
最近1週間以内の朝食についてみてみると、ほとんどの人が自宅で食べていた(図表1)。コロナ前と比較した朝食を食べる頻度の増減を聞いたところ、「変わらない」と回答した人が9割以上で、「増えた」人は4.7%に留まった(図表3)。
最近1週間以内に自宅の朝食で食べたものについてみてみると、食パンがほぼ半数と、主食においてもっとも多かった。おかずでは卵料理を3割以上の人が、ハム、ソーセージなどの加工肉やくだものを2割以上の人が食べていた。汁物・飲料ではコーヒーやヨーグルトを、いずれも3割を超える人が食べていた(図表4)。
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- 自宅での朝食頻度、食べる食材数ともに増加
- もっとも多い「フルセットでないパン食」スタイル
- 「パン+飲料」がフルセットでないパン食の実態
- 高まる朝食意識、拡がるハイブリッド食
- 消費者の動き 【経済の先行が不透明化】
- 売れている食品・メニュー 【コロナで伸びる新しい食トレンド】
- 東京市場 【テレワーク向け個室の設置拡大】
- 地産地消 【宮崎市がギョーザ日本一に】
- 食品企業の経営 【マクドナルドの次なる大型投資】
- 製品開発 【コカ・コーラがノンアルコールを発売】
- 価格政策 【ウクライナ情勢とさらなる値上がりの懸念】
- プロモーション 【オンライン工場見学相次ぐ】
- チャネル政策・チャネル動向 【イオンが「ヘルパDELI」の新商品】
- ヘッドラインクリップ 2022年2月の動向
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- 【第142号】 メリット拡がる冷凍食品、子育て女性が需要牽引
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参照コンテンツ
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- MNEXT 2022年の消費の読み方-価値拡張マーケティング(2021年)
- MNEXT 眼のつけどころ プロ・マーケティングの組み立て方 都心高級ホテル競争「アマン」VS.「リッツ」(2021年)
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
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- 戦略ケース 東京都心部ホテルウォーズ-超高級外資系ホテルの進出ラッシュ(2002年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
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