

在宅時間の増加で食材を購入する量が増えたために、冷蔵庫の中の空きスペースが減っているようだ。今回は、冷蔵庫の利用状況や、冷蔵庫の空きスペースが、買い物にどのような影響を与えているのか調査を行った。
最近1週間で、自宅で夕食を食べた回数をみてみると、毎日自宅で食べている人が全体の8割となっている。2020年2月(感染症の拡大)以前と比較した増減では、4人に1人が「増えた」と回答している(図表1)。夕食の食材購入頻度は、約半数が「週1~2日程度」、頻度増減では「増えた計」と「減った計」は同程度であった(図表2)。
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- 半数の人は冷凍庫が8割以上埋まっている
- 東京や大都市郊外、子育て層では冷蔵庫を意識した買い物が多い
- コロナで増えた、小分け小容量の買い方
- 宅内食の増えた人で高まる冷蔵庫を意識した買い方
- 消費者の動き 【3回目の緊急事態宣言】
- 売れている食品・メニュー 【菓子市場が低迷】
- 東京市場 【オフィスコンビニの配送ロボット】
- 地産地消 【産地直送のECサイトの人気】
- 食品企業の経営 【研究開発活動の強化】
- 製品開発 【サブウェイの腸活サンド】
- 価格政策 【定額サービス相次ぐ】
- プロモーション 【コロナに対応した販促テーマ】
- チャネル政策・チャネル動向 【イオンがPBを強化】
- ヘッドラインクリップ 2021年4-5月の動向
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参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第131号 消費抑圧の反動 食品購入は高価格帯へシフト
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第130号 裾野広がるシリアル コロナ禍自粛の反動に成長機会
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第129号 料理の強い味方 増加する加工食品の利用
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第120号 ウィズ・コロナ時代の新たな食生活 増える女性の調理負担
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
- 消費反発の現場を探る 帝国ホテルのブッフェから(2021年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
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