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横ばいから微増と安定的な動きを続けてきたコーヒー飲料の市場が、ここ3年、拡大基調となっている(農林水産省「食品産業動態統計調査」)。
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コーヒー飲料市場は2011年から8年連続で前年比プラスを続けている。2011年から2015年までは毎年1%内外の安定成長だったが、2016年は前年比2.4%、2017年は同2.8%、2018年は同9.5%と成長が加速している。
成長の起爆剤になったのは、2017年にサントリーから発売された「クラフトボス」に代表されるペットボトルコーヒーだ。同商品は4月の発売開始からわずか9ヶ月で1,000万ケースを突破、2018年の年間販売数量は、2,700万ケースを超えるヒット商品となった。飲料メーカー各社はこぞってペットボトルコーヒー市場に参入、市場の活性化につながった。
オフィスワーカーの「ながら飲み」「だらだら飲み」に対応することで、女性や若年層などの新しいユーザーの拡大に成功したペットボトルコーヒー。この4月には、キリンも「ファイア」ブランドで同市場に参入、より一層の拡大が期待される。
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター "脱コーヒー"で存在感増すペットボトルコーヒー
- 消費者調査データ コーヒー飲料(2018年10月版) クラフトボス、ジョージア ジャパンクラフトマン。ペットボトルコーヒー躍進
シリーズ 成長市場を探せ
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