西日本旅客鉄道の2014年3月期の連結決算は、営業収益は1兆3,310億円(前期比2.5%増)、営業利益は1,345億円(同3.9%増)、当期純利益は656億円(同9.0%増)の増収増益となった。運輸業では、「安全考動計画2017」の「安全・安定輸送を実現するためのたゆまぬ努力」を続けたのはもちろんのこと、営業面では山陽・九州新幹線相互直通運転の定着を図るべく「リメンバー九州キャンペーン」や「名探偵コナン熊本・阿蘇ミステリツアー」等を展開、新幹線の利用促進を図る一方で、「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンを実施して北陸エリアの観光復興にも努めた。加えてサービス面としては、「訪日外国人向け無料公衆無線LANサービス」等で外国人向けサービス拡大を図るとともに、「ジパング倶楽部」会員向け商品の充実、60歳以上を対象とした「ノリノリきっぷ」発売等で、シニア世代へのサービス充実に取り組んだ。2013~2017年度の5年間を「確かな経営の土台をつくり上げる期間」と位置づけ、次年度は中期経営計画・安全考動計画の2年目として着実に安全性向上を図り、北陸新幹線金沢開業やNGB西館再生など中長期的発展に向けた基盤整備に向け取り組んでいく。
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参照コンテンツ
シリーズ「移動」のマーケティング
- なぜ駅はスゴイのか?-変わる駅の役割と新たなビジネスチャンス
- 変わる家族と駅の役割
- 世代交代で変わる鉄道と駅の役割
- 消費のホットスポットとしての駅
- 移動の起点・終点としての駅
- ビッグデータの宝庫「駅」でのビッグデータ利用を阻むもの
- ネットワークと駅
- なぜこうなった?これからどうなる?駅ナカ
- 観光日本のゲートウェイ「駅」
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