「駅」を介して恒常的に発生してきた、大量の乗降客と行き交う人の流れは、IT技術の革新により新たな金鉱脈へと変わりつつある。本稿では、駅から日々生み出される「ビッグデータ」をマーケティングに活かす視点と切り口について考察する。
2014年版EMC Digital Universe Studyによると、全世界におけるデータの規模は、2013年時点で4.4ゼタバイトにのぼると推計されている。このデータの規模は、年当たり約40%のペースで急成長を続け、2020年には44ゼタバイトにまで膨らむと予測されている。
シリーズ「移動」のマーケティング
- なぜ駅はスゴイのか?-変わる駅の役割と新たなビジネスチャンス
- 変わる家族と駅の役割
- 世代交代で変わる鉄道と駅の役割
- 消費のホットスポットとしての駅
- 移動の起点・終点としての駅
- ビッグデータの宝庫「駅」でのビッグデータ利用を阻むもの
- ネットワークと駅
- なぜこうなった?これからどうなる?駅ナカ
- 観光日本のゲートウェイ「駅」
おすすめ新着記事

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 3人に1人がプレミアム歯磨き粉を選ぶ時代 美容・健康・機能重視の志向が市場を変える
高価格帯の歯磨き粉の市場が伸びている。ドラッグストアやスーパーでも高価格帯の売り場が広がっているようだ。そこで生活者のオーラルケアへの関心と背景を探ってみた。

消費者調査データ ミネラルウォーター 強さ鮮明「サントリー 天然水」、「い・ろ・は・す」に水をあける
成長が続くミネラルウォーター市場。調査結果では「サントリー天然水」が全項目で首位。2位の「い・ろ・は・す」に10ポイント前後の差をつけた。その「い・ろ・は・す」も3位以下には大きく差をつけており、上位2ブランドの強さが際立つ結果となった。

成長市場を探せ カカオショックのなか、過去最高を更新したチョコレート市場
主原料であるカカオ豆の価格高騰による値上げにも関わらず、チョコレート市場は3年連続で過去最高を更新中だ。ご褒美需要や健康に良いイメージ、インバウンド需要など、需要は底堅い。



