ニッスイの2023年3月期連結決算は、売上高7,682億円(前年比10.7%増)、営業利益245億円(同9.6%減)と増収減益となったが、当期純利益は22.9%増となり、売上高、当期純利益は過去最高を更新した。2022年度は4月に「人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー」として成長し続けることを目指すために、社名を「日本水産株式会社」から、「株式会社ニッスイ」に変更。水産事業は、国内外の販売堅調に加え国内養殖事業の改善もあり、大幅な増収増益を実現。食品事業は、欧州のエリア拡大や米国家庭用えび商品の拡大に加え値上げにより大幅な増収となったが、原材料や円安を始めとしたコストアップの影響を大きく受け減益。ファインケミカル事業は、日水製薬売却による影響に加え、医薬原料の米国向け輸出が中断したこともあり減収減益となった。中期経営計画「Good Foods Recipe1」の2年目となる2023年度は、水産事業が市況の変化による苦戦が予想されるものの、食品事業でのマーケット拡大に加え値上げ効果を見込み、売上高8,000億円人件、営業利益270億円を計画。欧米を中心としたグローバル展開を急ぐとともに、養殖事業の安定と拡大、資源アクセスの強化、速筋タンパク・減塩などをキーとした健康領域商品の拡大を進めていく。
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