ニッスイの2025年3月期連結決算は、売上高8,861億円(前年比6.6%増)、営業利益318億円(同7.1%増)と増収増益でともに過去最高、当期純利益は6.4%増で4期連続最高益となった。水産事業は、為替の影響に加え、国内外の商事が好調に推移し増収。足下では南米養殖の好転など回復の兆しが見えるも、年間では国内養殖・北米加工などの苦戦により減益となった。食品事業は、原材料価格が上昇しているなか、年間では国内外ともに販売好調で増収増益。チルドは、CVSの施策が好調で増益。ファイン事業は、医薬品原料の国内向け販売の増加に加え、欧州向け輸出が開始され増収増益となった。2025年4月には、中期経営計画「GOOD FOODS Recipe2」を策定。今まで以上に価値を創造し続ける企業となるため、不確実な環境変化に柔軟 かつ迅速に対応できる"バリューチェーン強靭化"に、マテリアリティを基点として取り組む。初年度となる2026年3月期は、トランプ関税など取り巻く事業環境は不透明であるものの、過去最高となる売上高9,000億円、営業利益345億円を目指す計画。水産事業は北米加工・南米漁業の赤字縮小、国内養殖の改善により大幅増益を見込み、食品事業は原料調達の多様化やエリア・カテゴリーの拡大によりトランプリスクを軽減させる。
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