
2018年(平成30年)の化粧水の出荷金額は、前年比10.0%増の2,085億円で5年連続の増加となった(経済産業省「生産動態統計調査」より)。

成長の原動力は技術革新やユーザー層の拡大、インバウンド需要などだ。技術面では、大手化粧品メーカーがシワ改善などに効果のある有効成分を配合した化粧水を発売し、好調を続けている。国内外のメーカーともにエイジングケアのラインに注力しており、高額品のラインも話題となった。ユーザー層としては規模は小さいものの、SNS映えなどを背景とした男性ユーザーの伸びも見逃せない。訪日外国人観光客にも日本の化粧品は人気だ。スキンケア市場でも中核的なアイテムである化粧水の市場は今後も拡大が予想される。
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