
2018年(平成30年)の化粧水の出荷金額は、前年比10.0%増の2,085億円で5年連続の増加となった(経済産業省「生産動態統計調査」より)。

成長の原動力は技術革新やユーザー層の拡大、インバウンド需要などだ。技術面では、大手化粧品メーカーがシワ改善などに効果のある有効成分を配合した化粧水を発売し、好調を続けている。国内外のメーカーともにエイジングケアのラインに注力しており、高額品のラインも話題となった。ユーザー層としては規模は小さいものの、SNS映えなどを背景とした男性ユーザーの伸びも見逃せない。訪日外国人観光客にも日本の化粧品は人気だ。スキンケア市場でも中核的なアイテムである化粧水の市場は今後も拡大が予想される。
参照コンテンツ
シリーズ 成長市場を探せ
おすすめ新着記事

猛暑に伸びる、3年連続過去最高更新のミネラルウォーター
ミネラルウォーター市場は、コロナ禍の落ち込みからたった1年で成長軌道を取り戻し、2024年には前年比10.5%増の4,794億円余、過去最高を3年連続で更新した。背景にあるのは、続く猛暑の夏に伴う水分補給ニーズ、メガトレンドである健康志向、災害対応の備蓄などだ。

消費者調査データ 植物性ミルク 首位は「キッコーマン 豆乳」、再購入意向にはオーツやアーモンドミルクも
低カロリーで高栄養が支持され堅調に拡大する植物性ミルク。調査結果では「キッコーマン 豆乳」が全項目で首位となった。プレータイプの豆乳が上位に目立つが、再購入意向ではオーツやアーモンドミルクも上位に食い込んだ。

大阪万博を盛り上げたのはリアルなつながり 日本への期待を提示した184日間
EXPO2025 大阪・関西万博(以下大阪万博と呼ぶ)が184日間の会期を終え、10月13日に閉幕を迎える。 入場チケット販売数は2200万枚を超えるなど多くの人が来場しており、誰がどのように来場し、何を感じたかを調査した。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)