日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net


企画に使えるデータ・事実 成長市場を探せ
日焼け止め(2019年版)



 化粧品市場全体が上昇トレンドにあるが、なかでも日焼け止めを含むサンケア関連は拡大が続く。日焼け止め・日焼け用化粧品市場は10年連続で拡大、2018年は前年比108.9%と2桁に迫る伸びとなった(経済産業省「生産動態統計年報」日焼け止め及び日焼け用化粧品 出荷金額)。




 日焼け止めの成長の要因は、三つある。ひとつめは、日焼け止めの進化だ。紫外線カットだけでなく、スマートフォンやPCのディスプレイから出るブルーライトをカットする、大気汚染の肌へのダメージを防ぐ、肌のうるおいを保つなど、多機能化、高機能化により、夏だけの季節商品から通年商品となったことで市場が拡大した。

 ふたつめは、地球温暖化などを背景に、紫外線が肌に与えるダメージについての周知が進み、これまで使用率の低かった10代などの若い女性や、男性にも利用が広がり、ユーザー層が拡大した。

 三つ目は、国内メーカーの日焼け止めの人気が、海外にまで及び、インバウンド消費の対象になったことだ。インバウンド消費の中心が、高額品から日用品し、購入チャネルも家電量販やドラッグストアに移行しているが、中でも日焼け止めは人気で、資生堂の「アネッサ」ブランドや花王の「ビオレUV」などが買われているという。

 日焼け止め市場は、男性や若年層などを取り込みながら成長を続け、メーカー各社も毎年機能強化に注力している。今年は、落ちない機能に加えて、肌をきれいに見せる機能を強化する商品や、「絶対焼かない」をコンセプトにした商品が登場した。高機能に裏打ちされた日焼け止めの成長は、今後も期待ができそうだ。


参照コンテンツ


シリーズ 成長市場を探せ


おすすめ新着記事

強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品
強い「チョコレート効果」、リピート意向高い機能訴求商品

2020年はコロナ禍の巣ごもり消費でチョコレートの需要が伸びた。今回の調査では、前回同様に「チョコレート効果」(明治)が複数項目で首位を獲得、強さを見せつけた。チョコレートの一大需要期であるバレンタイン商戦も、今年はステイホームやECへのシフトなどで大きく様変わりする可能性が高い。生活環境が大きく変化する中での競争の行方が注目される。

消費動向速報 平均消費性向上昇と消費復活の予兆
消費動向速報 平均消費性向上昇と消費復活の予兆

平均消費性向は、低下トレンドから上昇トレンドへ転換している。家計黒字の金額の前年同月差は、一貫してプラスを保ってきたが、足許でマイナスに転じている。家計黒字幅の減少の影響は、主に、預貯金の取り崩しという形で顕在化している。平均消費性向上昇への転換と預貯金取り崩しの動きからは、支出意欲の復活の兆しが垣間見える。

盤石「カップヌードル」、「きつね」と「どん兵衛」和風麺は激戦区
盤石「カップヌードル」、「きつね」と「どん兵衛」和風麺は激戦区

2019年度のカップめんの生産量は、ほぼ横ばいの39億7,021万食となった。今回の調査でも前回同様、「カップヌードル」が盤石の強さを見せつけた。2位以下では「赤いきつね/緑のたぬき」と「どん兵衛」が僅差でしのぎを削っている。コロナ禍の巣ごもり消費でカップめんの需要は伸びているが、拡大した市場で今後どのようなヒット商品が生まれるかに注目だ。



J-marketingをもっと活用するために
無料で読める豊富なコンテンツ プレミアム会員サービス 戦略ケースの教科書Online


会員登録のご案内
消費社会白書2021
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
facebook
page top

当サイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。一部の例外を除き、著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2021 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.