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市場競争は、攻撃か防御のふたつの形式をとる。または、このふたつの形式しかとりえない。市場競争の結果は、顧客の選択結果として現れる。既存顧客は経常的な防衛の対象であり、新規顧客や潜在顧客、あるいは競合企業の顧客は攻撃の対象となる。
攻撃とは競合の市場支配力を弱め、顧客からの選択を自社へと変更させることを狙うものと定義できる。攻撃の手段には、製品による差別化、チャネルの集中、プロモーションの量的な集中、傾斜的生産、新たな特許の取得などがあり、もっとも効果的な手段を採用する。
参照コンテンツ
- MNEXT 戦略的思考とは何でしょう?(2003年)
- MNEXT 眼のつけどころ 戦略思考をどう身につけるか-スポーツ観戦で学ぶ(2019年)
- MNEXT 眼のつけどころ 高収益な市場プラットフォーム事業をどう創出するか?-MSP事業創出作法(2018年)
- MNEXT 力の論理─世界の戦いの歴史に学ぶ戦略経営法(2010年)
- MNEXT 顧客志向の高収益ビジネスモデルをどうつくるか?-市場プラットフォーム戦略の論理と事例(2012年)
シリーズ 戦略思考を鍛える
- 紹介文 戦略思考を鍛える(MNEXT)
- 第1章 目的の設定の仕方-目的と手段関係の明確化
- 第2章 資源の集中のさせ方
- 第3章 戦略的機動の用い方
- 第4章 攻撃の仕方
- 第5章 防御の仕方
- 第6章 タイミングの計り方
- 第7章 組織心理の掴み方-戦略思考をつなぐのは組織心理
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