ご利用には無料または有料の会員登録が必要です。
ご登録済みの方は、こちらから全文をご利用ください。
会員のご登録はこちらをご覧ください。
戦略の推進主体は組織である。組織は「経営における目標を達成するよう意図的に創られた諸活動と諸力の集合体」と捉えられる。組織は戦略に従うが、その組織のマネジメント力が競争力の差となって現れる。強い軍団(組織)が必ずしも最後に勝利するとは限らない。これは歴史が教えるところでもある。最強といわれた武田の騎馬軍団が弱い尾張の軍団に負けている。日本軍が最強だったのは太平洋戦争時であり、日清・日露戦争時代ではない。ソ連のT34型に対し、貧弱な火砲であったM3やM4で勝利したドイツ機甲師団にみられたように戦車を集中して使う組織力が戦果を左右した。こういう事例は数多くある。戦略とそれを実現するために動く組織とのシェアリングが肝要である。
参照コンテンツ
- MNEXT 戦略的思考とは何でしょう?(2003年)
- MNEXT 眼のつけどころ 戦略思考をどう身につけるか-スポーツ観戦で学ぶ(2019年)
- MNEXT 眼のつけどころ 高収益な市場プラットフォーム事業をどう創出するか?-MSP事業創出作法(2018年)
- MNEXT 力の論理─世界の戦いの歴史に学ぶ戦略経営法(2010年)
- MNEXT 顧客志向の高収益ビジネスモデルをどうつくるか?-市場プラットフォーム戦略の論理と事例(2012年)
シリーズ 戦略思考を鍛える
- 紹介文 戦略思考を鍛える(MNEXT)
- 第1章 目的の設定の仕方-目的と手段関係の明確化
- 第2章 資源の集中のさせ方
- 第3章 戦略的機動の用い方
- 第4章 攻撃の仕方
- 第5章 防御の仕方
- 第6章 タイミングの計り方
- 第7章 組織心理の掴み方-戦略思考をつなぐのは組織心理
おすすめ新着記事
成長市場を探せ 3年連続で過去最高更新、拡大する麦茶飲料(2024年)
健康志向などを追い風に堅調な動きを続ける茶飲料市場のなかで、特に伸びている領域がある。3年連続で過去最高を更新した麦茶飲料だ。背景にあるのは、気候温暖化による毎年のような猛暑と、熱中症対策意識の高まりだ。
消費者調査データ カップめん(2024年3月版)独走「カップヌードル」、「どん兵衛」「赤いきつね/緑のたぬき」が2位争い
22年度、過去最高を更新した即席めん市場。その多くを占めるカップめんについての調査結果をみると、「カップヌードル」が絶対的な強さを示し、それを「赤いきつね/緑のたぬき」「日清のどん兵衛」が追う展開となった。一方で、節約志向を背景に、コストパフォーマンスに優れるPBの再購入意向も高い。
消費者調査 「ほろよい」「氷結」「贅沢搾り」 熾烈なトップ争い
巣ごもり需要の反動で、22年は微減となったRTDだが、アップトレンドは続いている。調査結果をみると「ほろよい」「氷結」「贅沢搾り」が熾烈なトップ争いを繰り広げている。