伊藤ハム米久ホールディングスの2021年3月期連結決算は、売上高8,427億円(前年同期比1.1%減)、営業利益240億円(同39.1%増)、経常利益270億円(同38.2%増)と、売上高は微減ながら利益面は大幅増益となった。セグメント別には、加工食品事業は増収(同2.3%増)、増益(同84.2増%)、食肉事業は減収(同3.0%減)、増益(同19.1%増)となった。加工食品事業のうちハム・ソーセージでは、主力商品の拡販に努め、家庭用商品の販売は増加した。しかし外食向けの業務用商品の販売減少の影響もあり、売上高は微減となった。調理加工食品では、ピザ類の堅調な推移に加え、簡便志向・健康志向に対応した商品が伸長したことから売上は増加。ギフトでは、「伝承」シリーズを中心に拡販に努めたが売上は減少した。食肉事業については、国内では内食需要の高まりを受けて量販店の販売が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症拡大による海外調達先の稼働率低下と外食向け需要減退から売上高は減少。海外事業では、アンズコフーズ社がニュージーランド政府の新型コロナウイルス対策による工場の一時稼働停止等の影響を受けて売上高は減少した。2021度からは「中期経営計画2023」がスタート、「『既成概念の打破』と『強味の再認識』による更なる成長・飛躍」を基本指針とし 持続的に成長する食品リーディングカンパニーを目指す。
参照コンテンツ
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第132号 冷蔵庫は食材で一杯!内食化で「買いたくても買えない」!?
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第131号 消費抑圧の反動 食品購入は高価格帯へシフト
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第129号 料理の強い味方 増加する加工食品の利用
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第112号 消費増税ついに「10%」も―駆け込み購入、盛り上がり欠く
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第107号 2019春の食品値上げラッシュ!値上げ方法で明暗
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ コロナ禍からの回復続く居酒屋業態 けん引車はネオ居酒屋か
コロナ禍で大きな打撃を受けた居酒屋が回復を続けている。けん引しているのは、「ネオ居酒屋」「ネオ大衆酒場」などといわれる業態や、特定のメニューに特化した業態だ。

消費者調査データ チョコレート 首位「明治チョコレート」、追う「ガーナ」、再購入意向上位にはプレミアムチョコレートも
カカオショックのなか、最需要期を迎えたチョコレート市場。調査結果では明治チョコレートが首位で、「失敗しない」安心感のあるロングセラーがそれに続く。再購入意向首位にはリンツで、プチ贅沢需要もうかがえる。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 主食・米の値上げを8割が実感 価格と品質の間で揺れる食卓
日本人の主食である米は、値上げが続くなか、食頻度の減少が増加を上回る一方、品質を重視する層もみられ、消費者の中で「こだわり」と「節約」が並存していることがわかる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)