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ファーストフード業界が好調だ。2018年1月のデータをみると、全店ベース売上高の前年同月比は105.4%で26ヶ月連続のプラス、利用客数は101.9%で17ヶ月連続のプラス、客単価は103.4%で6ヶ月連続のプラスと成長軌道が続いている(日本フードサービス協会)。
今回は、当社が任意に選んだ26のファーストフードチェーンについて、「知っている(認知率)」「自宅や会社・学校の近くにある(近隣立地)」「利用したことがある(利用経験)」「今後(も)利用したい(利用意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査では、6項目中認知率、近隣立地、利用経験、3ヶ月内利用、今後の利用意向の5項目で「マクドナルド」が首位となった。これは前回(2015年9月版)と同様の結果だが、大きく違うのは、ユーザーのロイヤリティの指標である再利用意向である。前回は、中国メーカー製の期限切れチキンナゲットの問題や、異物混入問題が取りざたされた影響などから、「マクドナルド」の再利用意向はトップと24.3ポイント差の11位にとどまった。しかし今回は、トップの「丸亀製麺」とわずか1.5ポイント差の2位に再浮上した。
今回、再利用意向で順位が上昇したのは、「丸亀製麺(前回2位→1位)」のほか、「吉野家(同16位→6位)」、「松屋(同17位→9位)」、「すき家(同15位→11位)」など、いわゆる牛丼御三家が軒並み順位を上げている。
一方、「モスバーガー」は苦戦を強いられている。「モスバーガー」の再利用意向は、前回の59.5%から52.7%へ、順位も3位から5位へと後退している。前回、再利用意向のトップだった「クアアイナ」も、前回比で17.3ポイントのダウン、順位も3位となった。
マクドナルドは売上高が27ヶ月連続で対前年同月比プラス(2018年2月末現在)と好調を続けているが、海外からは、ファストカジュアル(ファーストフードとファミリーレストランの中間的な業態で、従来のファーストフードチェーンよりは単価の高い商品を扱うチェーンが多い)チェーンの上陸が続いている。2015年に初上陸を果たした「シェイクシャック」は、すでに8店舗を展開し、同じく2015年上陸の「タコベル」も7店目をオープンした。今年もすでにアメリカ発の「クロニックタコス」などが日本初上陸を果たしている。強い古参と新規参入の有力チェーンが競う市場のゆくえが注目される。
- マクドナルド
- モスバーガー
- ケンタッキーフライドチキン
- ロッテリア
- ベッカーズ
- フレッシュネスバーガー
- ファーストキッチン
- バーガーキング
- クアアイナ
- シェイクシャック
- カールスジュニア
- UMAMIバーガー
- サブウェイ
- カレーハウスCoCo壱番屋
- カレーショップC&C
- すき家
- 吉野家
- なか卯
- 松屋
- てんや
- 名代富士そば
- はなまるうどん
- 丸亀製麺
- ゆで太郎
- タコベル
- 築地銀だこ
調査期間:2018年2月21日~26日
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,026サンプル
サンプル構成(%)
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![](/trend/mranking/04-distribution/mranking265-f2.png)
参照コンテンツ
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