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食酢のなかでも、原材料に300g/ℓ以上の果汁を使用したものが果実酢だ。2018年度の生産量は前年比7.7%増の2万8,100kℓで、4年連続の増加となった(全国食酢協会中央会)。
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果実酢は幾度かのブームを経験しながら、じわじわと市場を拡大している。直近のブームのピークは、「飲むお酢」が注目された2013年度の2万8,800Kℓだ。反動で2014年度の生産量は落ち込んだが、翌2015年度からは再び増加基調となった。2018年度の伸長の背景には、お酢のドリンクがテレビの複数の情報番組で食酢の健康効果が取り上げられたことなどがある。メーカー各社も健康志向に合致する果実酢に注力している。今年は猛暑が予想されることや、新型コロナウイルス拡大により健康志向がより一層強まっていることなどから、果実酢の受容の下地は整っているとみられるだろう。
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第120号 "ウィズ・コロナ時代の新たな食生活 増える女性の調理負担
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号 "自粛"で変わる購買行動とライフスタイル
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 特別編
新型コロナウイルスのインパクト!コロナは購買行動にどのような影響を与えた!? - MNEXT 眼のつけどころ 新型コロナ禍で消費はどう変わるか-シンクロ消費と欲望の姿態変容
- JMRからの提案 コロナ禍で強まる「外からウチへ」の消費者行動変容と消費の「イエナカ・シフト」
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