日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
価格決定




 価格政策は、大きく分けて、製品の価格設定・価格体系など価格そのものを決める領域と、リベート、アローアンス、再販価格維持、値崩れ対策など価格維持に関する領域のふたつに分けられます。ここでは前者「価格決定の領域」についてご案内します。


1.価格を設定する

 製品の最終価格は、一般的には 1) 原価(コスト) 2) 需要 3) 競争の三つの要素で決定されます。
 実際には、需要が価格設定幅の上限を規定するものだとすれば、原価(コスト)はその下限となり、競争相手の動向や買い手の知覚価値によって最終価格は決定されるべきということになります。
 価格には市場の状況や顧客の心理が反映されるべきです。従来はその考慮が不足がちでしたが、近年では消費者の知覚価値に基づく価格設定を行う企業が増えてきています。


2.価格体系を決める(建値制からオープン価格制へ)

 価格決定のもうひとつは、価格体系を決めることであり、建値制からオープン価格制への転換が進んでいます。
 建値制とは、メーカーが問屋や小売店にいくらマージンを払うか、流通段階での利潤を見込んで最終小売価格を決めることをさします。実際には、原則として独禁法で再販価格を維持することは認められていないため、メーカー希望小売価格と呼ばれます。
 現在では、希望価格と実売価格の乖離による消費者の価格不信感の増大、値崩れを補填するコスト増大、さらには取引制度や流通再編と相まって、メーカーが出荷価格だけを示し、最終消費者にわたる価格を表示しない方式のオープン価格制への移行があらゆる業界で進行しています。



参照コンテンツ


おすすめ新着記事

成長市場を探せ 納豆(2020年版)
成長市場を探せ 納豆(2020年版)

「健康に良い」「免疫力を高める」などのイメージを持つ納豆が売れている。市場規模は2018年までに7年連続のプラスと成長を続けている。最近では納豆菌の研究が進み、免疫機能を高めるとされる菌株を使った商品も好調だ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内感染が報じられてからは、予防に効果があるというフェイクニュースが流れたことも記憶に新しい。健康意識の高まりを背景に、今後も持続的な成長が期待できそうだ。

成長市場を探せ 家庭用冷凍食品(2020年版)
成長市場を探せ 家庭用冷凍食品(2020年版)

2018年の冷凍食品(家庭用)の国内生産量は前年比3.7%増と、4年連続で伸長。輸入品を含む国民一人当たりの消費量も直近10年間で24%増加した。背景にあるのは、技術革新による高品質化と、ライフスタイルの変化に伴う食の簡便化・省力化ニーズの高まりだ。

成長市場を探せ 電気洗濯機(2020年版)
成長市場を探せ 電気洗濯機(2020年版)

電気洗濯機の生産金額は2008年頃から前年割れが続き、2013年には最大時の半分程度まで縮小。しかし2014年からは5年連続で上向いている。下支えするのが高付加価値化だ。自動で洗濯方法を最適化する「AIお洗濯」や、洗剤や柔軟剤の「自動投入」、スマホ連携など、時短・省手間ニーズを取り込んでいる。今後もこうした高付加価値化が進むことで、市場の拡大が見込まれる。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
会員登録のご案内
消費社会白書2020
研修テキストに使える!コンテンツパッケージ販売のご案内
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2020 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.