ポジショニングとは、自社の商品を競合商品との関連の中で、どのように位置づけるかを明確にすることです。いわば、競争上の位置づけです。また自社商品内の商品バリエーションの差を明確にし、ターゲットに合わせた商品特性を明確にすることにも役に立ちます。
商品ポジショニング
- 消費者の商品に対し期待するニーズや便益を二軸で設定し、
- この二軸で構成された四つの象限に、市場で競合する商品の属性を評価して、配置する
それぞれの商品がどの市場でどの商品と競合しているかがわかります。
以上のような分析に基づいてポジショニング戦略を検討します。基本的には、以下の三つの視点で検討することになります。
- 商品改良
同じ市場で競合している商品間の中で商品改良のポイントを見つけ出す - リポジショニング
誤った位置づけがされている商品や不利な位置を占めている商品を新しい位置に移動させる - 新商品開発
マップ上で空白のマーケットを見つけて、新商品開発を計画する
参照コンテンツ
- 戦略的マーケティングの経済学 競争主導のポジショニングと差別化戦略
- マーケティング用語集 商品開発原則
- マーケティング用語集 商品コンセプト
- マーケティング用語集 マーケット・セグメンテーション
- マーケティング用語集 ターゲティング
おすすめ新着記事

5G(第5世代移動通信システム)
5Gとは「第5世代移動通信システム(5th Generation)」のことで、通信規格の名称。現在の「4G」に続く最新の規格で、日本では2020年3月から商用化が開始された。4K/8Kの高精細映像などの大容量コンテンツの伝送や、自動運転や遠隔ロボットへの活用、IoTの普及などが期待されている。

テイクアウト、デリバリーで伸びる洋風ファーストフード
コロナ禍で外食全体が苦戦するなか、ハンバーガーチェーンなどの洋風ファーストフード業態は、コロナ前の2019年と比較しても116.2%と伸長している。原動力となったのは、感染症対策がしやすく、テレワークなど働き方・ライフスタイルの変化に伴うテイクアウトやデリバリーの拡大だ。原材料の値上がりや、健康意識、環境配慮意識の高まりなどの不安要素はあるものの、今後も成長が期待される業態だ。

広まるネットショッピング 特定層に留まるSNS購買とフリマアプリ
コロナ禍でオンラインショッピングの利用が増えている。利用チャネルもアマゾンや楽天だけにとどまらず、多様な買い方がされている。今回は、その中でもSNSを通じた購買やフリマアプリの利用に焦点を当て、今後の利用拡大の可能性を探ってみた。



