ポジショニングとは、自社の商品を競合商品との関連の中で、どのように位置づけるかを明確にすることです。いわば、競争上の位置づけです。また自社商品内の商品バリエーションの差を明確にし、ターゲットに合わせた商品特性を明確にすることにも役に立ちます。
商品ポジショニング
- 消費者の商品に対し期待するニーズや便益を二軸で設定し、
- この二軸で構成された四つの象限に、市場で競合する商品の属性を評価して、配置する
それぞれの商品がどの市場でどの商品と競合しているかがわかります。
以上のような分析に基づいてポジショニング戦略を検討します。基本的には、以下の三つの視点で検討することになります。
- 商品改良
同じ市場で競合している商品間の中で商品改良のポイントを見つけ出す - リポジショニング
誤った位置づけがされている商品や不利な位置を占めている商品を新しい位置に移動させる - 新商品開発
マップ上で空白のマーケットを見つけて、新商品開発を計画する
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。
参照コンテンツ
- 戦略的マーケティングの経済学 競争主導のポジショニングと差別化戦略
- マーケティング用語集 商品開発原則
- マーケティング用語集 商品コンセプト
- マーケティング用語集 マーケット・セグメンテーション
- マーケティング用語集 ターゲティング
おすすめ新着記事
消費者調査データ 植物性ミルク(2024年10月版) 「キッコーマン 豆乳」全項目首位で抜群の強さ
調査結果は、全項目で「キッコーマン 豆乳」が首位を獲得、ロングセラーらしい強さをみせた。再購入意向では、アーモンドミルクやオーツミルクなども上位に入り、植物性ミルク市場の広がりを感じさせる結果となった。
消費者調査データ 紅茶飲料(2024年10月版) 首位「午後の紅茶」、「紅茶花伝」に水をあける
2023年、数量金額ともにプラスとなった紅茶飲料。調査結果を見ると、キリンの「午後の紅茶」が再購入意向以外の5項目で首位を獲得した。認知率は9割、購入経験も5割を超え、再購入意向では2位以下に10ポイント余の差をつけ、リーディングブランドらしい強さをみせた。
消費者調査データ ミネラルウォーター(2024年9月版) 全項目首位「サントリー 天然水」、リピート意向の高いPB
2023年、2年連続で2桁増を達成したミネラルウォーターについての調査結果をみると、全項目で5ポイント以上の差をつけて「サントリー天然水」が首位に。2位は「い・ろ・は・す天然水」。再購入意向ではベスト10内に5ブランドのPBという結果となった。