ポジショニングとは、自社の商品を競合商品との関連の中で、どのように位置づけるかを明確にすることです。いわば、競争上の位置づけです。また自社商品内の商品バリエーションの差を明確にし、ターゲットに合わせた商品特性を明確にすることにも役に立ちます。
商品ポジショニング
- 消費者の商品に対し期待するニーズや便益を二軸で設定し、
- この二軸で構成された四つの象限に、市場で競合する商品の属性を評価して、配置する
それぞれの商品がどの市場でどの商品と競合しているかがわかります。
以上のような分析に基づいてポジショニング戦略を検討します。基本的には、以下の三つの視点で検討することになります。
- 商品改良
同じ市場で競合している商品間の中で商品改良のポイントを見つけ出す - リポジショニング
誤った位置づけがされている商品や不利な位置を占めている商品を新しい位置に移動させる - 新商品開発
マップ上で空白のマーケットを見つけて、新商品開発を計画する
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。
参照コンテンツ
- 戦略的マーケティングの経済学 競争主導のポジショニングと差別化戦略
- マーケティング用語集 商品開発原則
- マーケティング用語集 商品コンセプト
- マーケティング用語集 マーケット・セグメンテーション
- マーケティング用語集 ターゲティング
おすすめ新着記事

首位は「モンスターエナジー」、再購入意向は「モンエナ」ファミリー勢ぞろい
調査結果をみると、「モンスターエナジー」が再購入意向以外の5項目で首位、再購入意向の上位は「モンスターエナジー」の派生ブランドが上位を占めるなど「モンエナ」ファミリーが国内No.1らしい強さをみせた。

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。