商品は企業のフィロソフィー(考え方)を伝えるものであり、また、企業の社会的存在価値を問われるモノでもあります。自社はどのような商品を開発し、社会の役に立つのかということを明確にしておかなければなりません。
売上至上主義に陥って、差のない商品、特徴のない商品を乱発し、結局消費者に支持されない企業になる危険性をもっています。開発原則とは「こういう商品以外は市場に出すことを認めない」という企業の商品に対する哲学といえましょう。
具体的には花王の「商品開発の五原則」があります。
- 社会的有用性の原則
社会にとって、今後とも有用なものであるか。 - 創造性の原則
自社の創造的な技術、技能、アイデアが盛り込まれているか。 - パフォーマンスバイコストの原則
(P/C)でどの企業の商品よりも優れているか - 調査徹底の原則
あらゆる局面での消費者テストで、そのスクリーニングに耐えたか。 - 流通適合性の原則
流通の場でその商品に関わる情報を消費者に伝達する能力があるか。
開発原則やフィロソフィーが明確であったとしても価値ある商品が生み出されるわけではありません。しかし、市場の成熟やPB商品やディスカウンターの台頭による価格の時代には、他社が真似のできない企業固有の価値をもつ商品開発が重要。固有の価値は信念や哲学がなれければ生まれないことも事実です。
無料の会員登録をするだけで、
最新の戦略ケースや豊富で鮮度あるコンテンツを見ることができます。
参照コンテンツ
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 8年連続プラスのスナック菓子、インバウンドも貢献
スナック菓子市場の拡大が止まらない。小売り金額は8年連続プラス、2023年は2桁、24年も2桁に迫る成長で、6,000億円も射程圏内だ。

消費者調査データ シャンプー 首位は「パンテーン」、迫る「ラックス」、再購入意向には高機能ブランド並ぶ
高機能化の流れが続くシャンプー市場。調査結果からは、認知や直近購入などでは「パンテーン」が首位を獲得したが、再購入意向では個性的なブランドが上位に並んだ。

成長市場を探せ コロナ禍から回復し、過去最高を記録したキャンディー
コロナ禍で落ち込んだキャンディー市場は、22年には反転、24年は過去最高を記録した。成長をけん引しているのはグミキャンディーとみられている。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)