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公開日:2022年07月13日

ポケット版・会社早わかり
トヨタ自動車株式会社
半導体不足や物流費高騰など厳しい市場環境下でも過去最高益達成 22年3月期決算
トヨタ自動車の2022年3月期決算の総括と戦略計画

トヨタ自動車の2022年3月期の連結決算は、営業収益31兆3,795億円(前年比15.3%増)、営業利益2兆9,956億円(同36.3%増)、当期純利益2兆8,501億円(同26.9%増)と、大幅な増収増益であった。当期の連結販売台数は823万台(同7.6%増)、日本での販売台数は192万4千台(9.5%減)減少、海外では全ての地域で販売台数が増加したことにより630万6千台(同14.2%増)となった。トヨタ・レクサス販売台数は951万2千台(同4.7%増)、電動車の販売比率は28.4%となった。事業別には、自動車事業は営業収益28兆6,057億円(同16.0%増)、営業利益2兆2,842億円(42.1%増)、金融事業は営業収益2兆3,240億円(7.5%増)、営業利益6,570億円(32.6%増)と、ともに大幅な増収増益、所在地別にもすべての地域で増益となった。自動車産業が100年に一度の大変革期を迎えている中、「もっといいクルマづくり」による商品を軸にした経営や、カーボンニュートラル実現への取り組み、ソフトウェアやコネクティッドによる、人々に必要とされる技術などへの対応を加速させ、移動に関わるあらゆるサービスを提供する 「モビリティカンパニー」へのフルモデルチェンジを進めている。2023年3月期については、連結販売台数は885万台(前期比7.5%増)と各地域で増販を見込み、トヨタ・レクサス販売台数は990万台(同4.1%増)、電動車比率は31.0%となる見込みである。通期の業績見通しは営業収益33兆円、営業利益2兆4,000億円(同+8,000億円)を見込む。


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