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2018年の日本の外食市場の規模は前年比0.3%増の25兆7,692億円と推計されている(日本フードサービス協会)。このうち、成長が著しいとみられているのが、フードデリバリーだ。
今回は、当社が任意に選んだフードデリバリーなど(食材宅配、ネットスーパー含む)28のチェーンやサービスについて、「知っている(認知率)」「自宅で利用できる(利用可能)」「利用したことがある(利用経験)」「最近3ヶ月内に利用した(3ヶ月内利用)」「最近1ヶ月内の利用が昨年に比べて増加した(頻度増加)」「今後(も)利用したい(今後の利用意向)」の6項目に対してインターネットモニターに対して行った調査結果に、「利用経験者における今後の利用意向(再利用意向)」の分析加えてランキング形式でお届けする。
今回の調査では、米国から1985年に上陸、日本で初めて「デリバリーピザ」を流行させた「ドミノ・ピザ」が7項目中5項目で首位を獲得、同じく宅配ピザチェーンの「ピザーラ」が4項目で2位を獲得し、デリバリーピザの人気ぶりを証明した。
専業のデリバリーサービスでは、国内最大規模の「出前館」が、利用経験、3ヶ月内利用で4位、頻度増加と今後の利用意向で3位に入った。2016年に日本に上陸し話題となった「Uber Eats」は、これまでの利用経験では13位だが、3ヶ月内利用では7位、今後の利用意向では8位と善戦している。また、専業デリバリーサービスは、再利用意向で、NTTドコモの「dデリバリー」が首位、楽天の「楽天デリバリー」が3位、「Uber Eats」が5位、「出前館」が7位など、10位内に4サービスがランクインした。
外食産業におけるデリバリー比率は3%程度という推計もあり、市場規模はまだ小さいが、今後の成長が期待される分野でもある。さらに今年2月以降の新型コロナウイルス国内感染の拡大と、感染防止のための外出自粛などでデリバリーサービスは注目を集めており、とくに、ユーザーのロイヤリティの指標となる再利用意向の高いデリバリー専業サービスの拡大が予想される。
- 出前館
- Uber Eats
- d デリバリー
- LINEデリマ
- 楽天デリバリープレミアム(旧楽びん!)
- マックデリバリー(日本マクドナルド)
- モスバーガーのお届けサービス
- ファーストキッチン
- お届けケンタッキー(ケンタッキー・フライド・チキン)
- ドミノ・ピザ
- ピザーラ
- ナポリの窯
- 銀の皿
- 柿家鮨
- 釜寅
- 宅配御膳菱膳
- ガスト、ジョナサン、バーミヤンなどすかいらーくグループのレス
- 上海エクスプレス
- セブンミール(セブン-イレブン)
- ワタミの宅食
- オイシックス
- ヨシケイ
- らでぃっしゅぼーや
- イオンネットスーパー
- アイワイネット(イトーヨーカドー)
- 楽天西友ネットスーパー
- コープネットスーパー、パルシステムなどの生協の個配
- Amazonフレッシュ
調査期間:2020年3月13日(金)~3月17日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,023サンプル
サンプル構成(%)
参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第122号
働き方の多様化が後押しするデリバリーサービス利用 - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第120号
ウィズ・コロナ時代の新たな食生活 増える女性の調理負担 - 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第119号
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出前館、ウーバー...既存宅配取り込み成長する代行サービス - JMRからの提案 コロナ禍で強まる「外からウチへ」の消費者行動変容と消費の「イエナカ・シフト」(2020年)
- 戦略ケース プラットフォームビジネスで急拡大するウーバーイーツ(2019年)
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