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公開日:2023年06月23日

消費者調査データ No.389
ビール系飲料(2023年6月版)
強い定番、群を抜く「スーパードライ」



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 2022年のビール系飲料国内販売数量は、前年比2%増の3億4,000万ケースで、18年ぶりに前年を上回った(ビール4社発表)。

 今回は、当社が任意に選んだビール系飲料24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、前回(2022年6月版)も強さをみせた「アサヒ スーパードライ(以降スーパードライ)(アサヒビール)」が、全項目で首位と、今回も抜群の強さをみせた。

 「スーパードライ」を追うのはキリンの「キリン 一番搾り(以下一番搾り)」だ。再購入意向以外の5項目で2位を獲得、首位の「スーパードライ」とは差があるものの、「サントリー ザ・プレミアムモルツ(以下ザ・プレミアムモルツ)(サントリー)」や「ヱビスビール(サッポロビール)」などで構成される三番手グループからは一歩抜きんでた二番手である。

 再購入意向を見ると、首位は「スーパードライ」に3ポイント差で「ザ・プレミアムモルツ」が、そこから5.1ポイント差で「一番搾り」が続いている。各社の主力商品が手堅くリピートを獲得している。発泡酒や新ジャンルでは、6位にサントリーの「サントリー 金麦」が、8位にアサヒビールの「アサヒスタイルフリー<生>」が入っており、上位はビールが目立つ構図になっている。

 ビール系飲料市場は、長期的に縮小傾向にあった上、コロナ禍で飲食店需要が激減、打撃を受けた。2022年は行動制限の緩和などから飲食店需要が回復、前述したように18年ぶりのプラスとなったが、コロナ前の2019年と比較すると約1割減少している。メーカー各社は、今年10月の酒税法改正により減税となるビールに注力、クラフト系の新商品や季節限定アイテムなどを発売する。行動制限が撤廃され、飲食店需要ももどりつつある今夏、一段の盛り上がりが期待される。


注目ランキング
  • 3ヶ月内購入
    1. アサヒ スーパードライ(アサヒビール)  22.6%
    2. キリン 一番搾り(キリンビール)     15.0%
    3. サントリー 金麦(サントリー)      10.6%
  • 再購入意向
    1. アサヒ スーパードライ(アサヒビール)       65.6%
    2. サントリー ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)  62.6%
    3. キリン 一番搾り(キリンビール)          57.5%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • アサヒ スーパードライ(アサヒビール)
  • アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶(アサヒビール)
  • アサヒ生ビール(マルエフ)(アサヒビール)
  • キリン 一番搾り(キリンビール)
  • キリン 一番搾り 糖質ゼロ(キリンビール)
  • SPRING VALLEY 豊潤<496>(キリンビール)
  • キリン ラガービール(キリンビール)
  • サントリー ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)
  • パーフェクトサントリービール(サントリー)
  • サントリー ザ・モルツ(サントリー)
  • サッポロ 生ビール黒ラベル(サッポロビール)
  • サッポロ ヱビスビール(サッポロビール)
  • ヤッホーブルーイング よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
  • アサヒ スタイルフリー<生>(アサヒビール)
  • キリン 淡麗グリーンラベル(キリンビール)
  • アサヒ ザ・リッチ(アサヒビール)
  • クリアアサヒ(アサヒビール)
  • アサヒ オフ(アサヒビール)
  • キリン のどごし<生>(キリンビール)
  • キリン 本麒麟(キリンビール)
  • サントリー 金麦(サントリー)
  • サントリー 金麦ザ・ラガー(サントリー)
  • ジョッキ生(サントリー)
  • サッポロ 麦とホップ(サッポロビール)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年05月12日(金)~05月16日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:972サンプル
サンプル構成(%)






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