2021年2月期の連結決算は、売上高961億円(前年比26.7%減)、営業損失43億円(前年は営業利益103億円)であった。立地を厳選してグループ全体で73店舗を出店、物流や購買の見直しを図り、業務の効率化を推進するとともに、徹底した管理コストの削減など事業基盤の安定強化に努めた。しかし、店舗休業や営業時間の短縮などが影響し売上は激減、また人件費や家賃などの固定費が収益を圧迫したことで前年実績を大きく下回る結果となった。既存店の状況は、業態よりも立地による差異が大きく、都市部のインテリジェントビルでは、在宅勤務へ移行する企業が多くもっとも影響を受け、郊外ロードサイド型店舗は比較的減少幅が低い。業態においては、ベーカリー事業を展開するサンメリーなどが、テイクアウト中心に比較的順調に推移した。卸売事業でも、取引先別で売上の差異が大きく、スーパーなど量販店、通信販売などは、業容拡大により大きく伸長。一方、首都圏を中心にオフィスコーヒーやコンビニなどが大きく減少した。今後については、テイクアウトメニューの拡充や売店商品の拡大、さらに消費動向に合わせた卸売事業を充実させることで。事業の再構築を図る。2021年度の連結業績は、売上高1,222億円、営業利益30億円を見込む。
参照コンテンツ
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- 消費者調査データ ファーストフード(2021年4月版) コロナ下でも堅調続く「マクドナルド」
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競合他社の業績と比較分析する
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