
2019年のコーヒー飲料の生産量は前年比6.7%増の350万klと堅調な伸びを見せている(食品産業動態統計調査)。
今回は、当社が任意に選んだコーヒー飲料27ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回のランキングでも、前回(2020年1月版)と同様、7項目中再購入意向を除く6項目でサントリーの「BOSS(ボス)」が首位を獲得した。「ボス」を追うのは、4項目で2位を獲得した日本コカ・コーラの「ジョージア」と、2項目で2位を獲得した同じくサントリーの「クラフトボス」だ。ロングセラー商品である「ボス」と「ジョージア」は、購入経験ではともに40%台で、3位以下の商品に10ポイント以上の差をつけている。しかし直近の購入状況の指標である3ヶ月内購入では、10ポイント以内に5ブランドがひしめく激戦状態だ。
また、ユーザーロイヤリティの指標である再購入意向を見ると、コンビニのPBに加えてチルドカップや大容量ペットボトル、500mlのペットボトルなどがベスト10内にひしめいており、コーヒー飲料の主力容器である缶を主体としたブランドを抑えている。
コーヒー飲料は本来、仕事の場で飲まれることの多い飲料だ。しかしコロナ禍で在宅時間が増えたことなどを背景に、在宅勤務中の飲用に適した大容量や濃縮タイプなどがファンを獲得しつつあると思われる。厳しい競争を繰り広げるコーヒー飲料市場に、どんなトレンドが生まれていくのかが注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- ボス(サントリー) 17.5%
- クラフトボス(サントリー) 13.9%
- ジョージア(日本コカ・コーラ) 12.4%
- 再購入意向
- セブンプレミアムのコーヒー飲料(セブン&アイ) 71.2%
- プレミアムボスコーヒーハンターズセレクション(サントリー) 66.7%
- ウチカフェマイカップドリンク(ローソン) 66.1%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示27ブランド
- BOSS(ボス) 缶コーヒー(サントリー)
- CRAFT BOSS(クラフトボス)(サントリー)
- BOSS(ボス) ラテベース(サントリー)
- プレミアムボス コーヒーハンターズセレクション(サントリー)
- ジョージア(日本コカ・コーラ)
- ジョージア ジャパンクラフトマン(日本コカ・コーラ)
- ジョージア カフェボトルコーヒー(日本コカ・コーラ)
- キリンファイア(キリンビバレッジ)
- キリンファイア ワンデイブラック(キリンビバレッジ)
- タリーズコーヒー(缶)(伊藤園)
- ワンダ(アサヒ飲料)
- ドトール カフェ・オ・レ(アサヒ飲料)
- ポッカコーヒー(ポッカサッポロ)
- アロマックス(ポッカサッポロ)
- UCC ミルクコーヒー(UCC 上島珈琲)
- UCC THE COFFEE(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK 無糖(UCC 上島珈琲)
- UCC BLACK COLD BREW PET(UCC 上島珈琲)
- BEANS & ROASTERS(UCC 上島珈琲)
- 上島珈琲店(UCC 上島珈琲)
- ダイドーブレンドコーヒー(ダイドードリンコ)
- スターバックス チルドカップ(スターバックス)
- マウントレーニア(森永乳業)
- ドトールチルドカップ(メイトー)
- セブンプレミアムのコーヒー(セブン&アイ)
- ウチカフェマイカップドリンク(ローソン)
- ファミリーマートコレクションのコーヒー
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2020年12月11日(金)~12月16日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,009サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
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