POSデータがマーチャンダイジングにに反映されるようになって、メーカーや卸売業のセールスマンは得意先にあるコンピュータが提示する数字のまま、御用聞きに徹するか、更なる提案を用意しなくてはならなくなって来ました。得意先へアピールできる武器として、POSを越える利益分析・提案手法がセールスマンにとって必要となってきましたその手法として注目されているのが、DPPとプラノグラムです。
DPPは、従来、一括して計算され把握されていた物流経費、店舗オペレーションに関する費用、人件費、エネルギー・コストなどを可能な限り個別商品に賦課して、利益の把握を行おうとするものです。このDPP管理によって、メーカーと販売店とはトータルにコスト改善を互いに進め、相互の利益向上を図ることができるようになります。
プラノグラムとは、『棚割りシステム』と言われるもので、具体的には商品のブランドの強さ、包装形態や色などをどのように組み合わせたらその棚の収益が最大になるかを考えるということです。最近はコンピュータ・グラフィックスの発達によって、図形処理が比較的容易に行えるようになって、プラノグラムの研究が向上しています プラノグラムは、トップブランドを有し、多品目品揃えのメーカーにとって有効な提案手法であると言えます。自社のトップブランドの商品を中心に売場スペースを確保し、その周辺に自社ブランドを取り揃えて陳列提案することができるからです。
参照コンテンツ
関連用語
おすすめ新着記事

消費者調査データ カップめん(2025年4月版)別次元の強さ「カップヌードル」、2位争いは和風麺
調査結果をみると、「カップヌードル」が、ほぼ全員に認知があり、4分の3に購入経験があり、半数弱が3ヶ月以内に購入、と圧倒的な強さをみせるなど、ロングセラーブランドへの上位集中が鮮明な結果となった。背景には、昨今の値上げ続きで強まる消費者の節約志向があると考えられる。「失敗したくない」という意識が安心感のあるブランドに向かっているのだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター チョコレートの今後購入意向は80%以上! 意外にも男性20~30代と管理職が市場を牽引
チョコレート商品の値上げが続くなか、成分や機能を訴求したチョコレートが伸びている。今回はどのような人がどんな理由でチョコレートを食べているのか調査した。

成長市場を探せ キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。 キャッシュレス市場の雄、クレジットカードは3年連続過去最高更新(2025年)
キャッシュレス決済のなかでも圧倒的なボリュームを誇るクレジットカード決済は、2024年、3年連続の2桁成長で過去最高を連続更新するとともに、初の100兆円台にのせた。ネットショッピングの浸透も拡大に拍車をかけている。



