POSデータがマーチャンダイジングにに反映されるようになって、メーカーや卸売業のセールスマンは得意先にあるコンピュータが提示する数字のまま、御用聞きに徹するか、更なる提案を用意しなくてはならなくなって来ました。得意先へアピールできる武器として、POSを越える利益分析・提案手法がセールスマンにとって必要となってきましたその手法として注目されているのが、DPPとプラノグラムです。
DPPは、従来、一括して計算され把握されていた物流経費、店舗オペレーションに関する費用、人件費、エネルギー・コストなどを可能な限り個別商品に賦課して、利益の把握を行おうとするものです。このDPP管理によって、メーカーと販売店とはトータルにコスト改善を互いに進め、相互の利益向上を図ることができるようになります。
プラノグラムとは、『棚割りシステム』と言われるもので、具体的には商品のブランドの強さ、包装形態や色などをどのように組み合わせたらその棚の収益が最大になるかを考えるということです。最近はコンピュータ・グラフィックスの発達によって、図形処理が比較的容易に行えるようになって、プラノグラムの研究が向上しています プラノグラムは、トップブランドを有し、多品目品揃えのメーカーにとって有効な提案手法であると言えます。自社のトップブランドの商品を中心に売場スペースを確保し、その周辺に自社ブランドを取り揃えて陳列提案することができるからです。
参照コンテンツ
関連用語
おすすめ新着記事
![消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/mranking411ecs.jpg)
消費者調査データ 炭酸飲料(2024年7月版) 首位「コカ・コーラ」、迫る「三ツ矢サイダー」、高い再購入意向の無糖炭酸水
2023年は3年連続プラスとなった炭酸飲料。調査結果を見ると、今回も「コカ・コーラ」が複数項目で首位を獲得したが、2位の「三ツ矢サイダー」の猛追が光る。再購入意向は、無糖炭酸が上位に食い込んだ。
![成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/seicho070s.jpg)
成長市場を探せ 初の6,000億円超え、猛暑に伸びるアイスクリーム
2023年度、空前の暑さを追い風に、アイスクリーム市場は初の6,000億円超えを達成、4年連続で過去最高を更新した。2023年の夏日日数は140日、実に1年の4割近くの日が「アイスクリームを食べたくなる」気温である25度を超えたことになる。
![「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割](https://www.jmrlsi.co.jp/inc/f-monthly-164s.jpg)
「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 縮小する野菜ジュース市場 値上げ下でブランド継続は4割
野菜ジュースの生産量は、業界団体調べによると3年連続で減少しており、2023年は前年比5.6%減となった。今回は値上げによって、野菜ジュースのブランド選択にどのような変化が起こっているのか調査をおこなった。
![J-marketingをもっと活用するために](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-0.gif)
![無料で読める豊富なコンテンツ](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-1.png)
![プレミアム会員サービス](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-2.png)
![戦略ケースの教科書Online](https://www.jmrlsi.co.jp/img/info/info-3.png)