POSデータがマーチャンダイジングにに反映されるようになって、メーカーや卸売業のセールスマンは得意先にあるコンピュータが提示する数字のまま、御用聞きに徹するか、更なる提案を用意しなくてはならなくなって来ました。得意先へアピールできる武器として、POSを越える利益分析・提案手法がセールスマンにとって必要となってきましたその手法として注目されているのが、DPPとプラノグラムです。
DPPは、従来、一括して計算され把握されていた物流経費、店舗オペレーションに関する費用、人件費、エネルギー・コストなどを可能な限り個別商品に賦課して、利益の把握を行おうとするものです。このDPP管理によって、メーカーと販売店とはトータルにコスト改善を互いに進め、相互の利益向上を図ることができるようになります。
プラノグラムとは、『棚割りシステム』と言われるもので、具体的には商品のブランドの強さ、包装形態や色などをどのように組み合わせたらその棚の収益が最大になるかを考えるということです。最近はコンピュータ・グラフィックスの発達によって、図形処理が比較的容易に行えるようになって、プラノグラムの研究が向上しています プラノグラムは、トップブランドを有し、多品目品揃えのメーカーにとって有効な提案手法であると言えます。自社のトップブランドの商品を中心に売場スペースを確保し、その周辺に自社ブランドを取り揃えて陳列提案することができるからです。
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