メーカーや卸が自社の扱い商品を販売するため、取引先を繁盛に結びつける提案活動を行うことを指します。
リテールサポート活動は、
- 日常営業活動において実践すること
「商品、競合、価格、消費者、キャンペーン等に関する情報提供」「品揃え提案」「販促ツール提供」等 - 節目における提案営業
「商圏調査によるマーチャンダイジング提案」「棚割り提案」「オペレーションコスト削減提案」「従業員教育」等 - 組織的に取り組む提案・改善活動
「専門スタッフ育成、装置化」「棚割りシステム提案」「物流・情報システム共有化」「店会の組織化」等
の三つに大別できます。
現在リテールサポートは、より組織的、システム的な方向へ向かっています。
- NEC パソコン小売店向け販売活動支援システム「PC-ナビキャッチ」
パソコンのスペックや周辺機器に関するさまざまな情報を、文字や画像、音声で提供する仕組みで、小売店には随時CD-ROMなどで情報を更新していく。このシステムで、従来顧客に対して店員がしていた初歩的な説明を代行させることができ、店員の効率的人員配置やカタログの電子化による店頭製品陳列の抑制が可能になる。 - 明治乳業(当時) 来店客数予測ソフト「CHECK」、在庫管理用ソフト「DO」
「CHECK」は最近3カ月のPOSをベースに天候・気温、広告効果、近隣競合店の特売状況などの付加データを入力して来店客数を予測する。
「DO」は「CHECK」で予測された来店客数から、製品の販売数を予測し、在庫状況をチェックしながら欠品を防ぐ。特に、明治乳業製品であれば、同社の物流情報処理システムとオンライン化が可能で、発注業務の自動処理も可能になる。
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