日本最大級のマーケティングサイト J-marketing.net



マーケティング用語集
マトリックス組織




1.マトリックス組織とは

 組織編成の軸をたとえば地域と商品、商品と顧客、あるいは地域・商品・顧客といったように複数軸をマトリックス的に組み合わせて編成することです。複合的販売組織ともいわれます。


2.編成条件

 次の条件がある場合、採用が検討されます。

  1. 多岐にわたる商品を持ち、多数の幅広い顧客に販売する場合
  2. その企業の市場における地位やシェアが高まり、より緻密に管理をしていく必要がある場合
  3. 販売員や組織の構成員が業務に精通し、力量が高くなった場合

などです。


3.長所と短所

 長所としては、

  1. 複数の軸で組織編成するため、単一軸の持つ弱点をカバーできる
  2. 地域、商品、顧客のそれぞれの視点で対応することができ、多面的な情報蓄積、活用が可能となる

ただし、短所としては、

  1. 地域担当、商品担当の各マネジャーが存在し、連絡や管理が複雑になること
  2. 関与者が増え、調整に要する時間も増え意思決定が遅れやすい面も持つ
  3. 組織の屋上屋を重ねることになりやすい

などがあげられ、運用上の工夫が必要です。


4.運用のポイント

 長所・短所を併せ持っていますが次のような運用上のポイントがあります。

  1. 大都市、巨大需要地域での採用
     特に、需要の密度、集中度の高い地域での採用は有効な場合があります。東京、大阪などの大都市部では、たとえば地域別・顧客別、あるいは商品別・顧客別などのマトリックス型の採用ケースが現実には多いようです。
  2. 連絡、意思決定方式の工夫
     マトリックス型組織を採用するにあたっては、日報など日常的な販売情報がいつも組織内部で共有化されること、また担当者間の日常的なコミュニケーションを開放的にしておくことが必要です。そういう配慮が乏しいと情報共有にムダが増えることになります。


参照コンテンツ


おすすめ新着記事

消費者調査データ<br>2018年、印象に残ったもの
消費者調査データ
2018年、印象に残ったもの

毎年恒例、2018年はどんな一年だったのか。地震や豪雨、台風などの自然災害、安室奈美恵の引退、大谷翔平や大坂なおみの活躍――。今年起こった出来事や人物、歌、商品などから、印象に残ったものを当社モニターに聞いた結果をランキング形式で発表!

消費者調査データ<br>スナック菓子<br>カルビーの王座揺るがず。PBは再購入意向で上位に
消費者調査データ
スナック菓子
カルビーの王座揺るがず。PBは再購入意向で上位に

成長基調にあるスナック菓子市場。今回の調査では、前回までと同様に「ポテトチップス」(カルビー)が全項目で首位を獲得。再購入意向を除く6項目で「かっぱえびせん」「じゃがりこ」が2位、3位を占め、カルビーが強さを見せつけた。一方再購入意向では「セブンプレミアム」や「ローソンセレクト」といったコンビニPBが上位に食い込んでおり、今後NBとPBの間での激しい競争が予想される。

消費者調査データ<br>シャンプー<br>人気のモイストダイアン、ボタニカルは新たな定番に定着できるか
消費者調査データ
シャンプー
人気のモイストダイアン、ボタニカルは新たな定番に定着できるか

2017年のシャンプー市場は横ばいまたは微増とみられている。今回の調査では、過去2回の調査と同様、「ラックス」「パンテーン」「メリット」の3ブランドが上位を占めた。一方で再購入意向では男性向けの「サクセス薬用シャンプー」、オーガニックやボタニカルをうたう「モイストダイアン」「ボタニカルシャンプー」など、はっきりと特徴を打ち出した商品が上位にランクインした。商品の入れ替わりが激しい市場で、これらが定番となれるかに注目したい。






マーケティング用語集

【ポップアップ広告】モニター登録
マーケティングモニターのご案内
データでわかる辛口性格診断
会員登録のご案内
消費社会白書2019
「戦略200+」比較分析ツールのご案内
page top

JMR生活総合研究所マーケティングサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。著作権はJMR生活総合研究所に属します。

Copyright (c) 1997-2018 Japan Consumer Marketing Research Institute. All rights reserved.