スズキの2022年3月期の連結決算は、売上高3兆5,684億円(前期比12.3%増)、営業利益1,915億円(同1.5%減)、当期純利益1,603億円(同9.5%増)となった。売上高は半導体を含む部品供給不足の一方、前期のコロナ影響の反動で増収。営業利益はコロナからの市場回復や為替影響の一方で、原材料価格高騰や減価償却費の増加により減益となった。セグメント別には、四輪車事業は売上高3兆2,048億円(同11.4%増)と前年に比べ増加したが、営業利益は原材料価格高騰等により1,528億円(同11.2%)と減少した。二輪事業は新型「ハヤブサ」等高価格モデルの拡販等により売上高は2.535億円(同22.7%増)、営業利益は109億円(同321.6%増)。マリン事業は北米の船外機販売の堅調な推移で売上高980億円(同17.5%増)、営業利益240億円(同40.4%増)となった。所在地別には、日本、欧州、及びその他はコロナ禍で落ち込んだ前年度に比べ増益となったが、アジアは原材料の価格高騰の影響を大きく受け減益となった。2021年度から5ヵ年の「中期経営計画~『小・少・軽・短・美』~」がスタート。成長のための投資と経営基盤の強化を図り、価値ある製品・サービスを届け、持続的な成長と企業価値の向上を着実に進める計画である。2年目となる2022年度も引き続き構造改革を加速、売上高3兆9,000億円(前年度比9.3%増)、営業利益1,950億円(同1.8%増)を見込む。
参照コンテンツ
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