Alphabetの2016年度の連結決算は売上高903億ドル、営業利益237億ドルであり、それぞれ前年度からの伸長は20.4%、22.5%と驚異的な成長率である。グーグルの持株会社のであるAlphabetは、主にグーグルのビジネスと、それ以外のビジネス(Other Bets)から成り立っている。今期のグーグルビジネスの売上高は895億ドル(前年比20%増)となった。世の中がオフラインからオンラインでの生活にシフトしていくことに伴い、グーグルの広告ビジネスは圧倒的な成長を遂げており、今後もそれが続くことが予想される。しかしAlphabetは、長期的にはグーグルビジネス以外の収入源が必要と考えており、近年Other Betsに積極的に投資を行っている。AlphabetにおけるOther Betsの売上高構成比は今年度は0.9%であるが、売上高の成長率は82%と急速に成長している。今後はそれらのビジネスの早期収益化と、グーグルビジネスとのシナジーの創出がAlphabetの更なる成長の鍵となる。
参照コンテンツ
- MNEXT 眼のつけどころ 次の時代のマーケティング戦略を考える (1)GAFA、増税、キャッシュレスなどへの対応(2019年)
- MNEXT 眼のつけどころ 世界情報寡占企業からデータ提供代が貰える日―「グーグル後の生活」と等価交換(2018年)
- MNEXT 高収益な市場プラットフォーム事業をどう創出するか?-MSP事業創出作法(2018年)
- 戦略ケース 導入進むロボアドバイザー―フィンテックは貯蓄を投資に誘導できるか(2017年)
- 戦略ケース 今後の医療機器「主戦場」手術ロボット分野でキヤノンが勝つために(2016年)
- 戦略ケース "ロボット大国"日本は、なぜ「手術支援ロボット」市場で勝てないのか(2015年)
- 戦略ケース 「マイクロソフト」 × 「グーグル」 「無料」への対抗策は機能限定版(2007年)
競合他社の業績と比較分析する
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 自己表現ツールとしてのフレグランス 浸透をAIも後押し?!
フレグランス市場の成長が止まらない。拡大のきっかけは、コロナ下での癒し需要だったが、今や自己表現としての側面が強いとみられている。特に若年層は、「推しのイメージや推しの好みの香り」や「自分だけの香り」を求め、様々な商品を試しているという。

消費者調査データ 「ビオレUV」独走、全項目で首位。「アネッサ」「ニベアUV」に差をつける
日焼け止めブランドの調査結果を見ると、「ビオレUV」が三ヶ月内購入や購入意向などで2位以下の倍以上のスコアでトップを独走。「ニベアUV」や「キュレルUV」などその他の花王のブランドも上位に食い込んだ。

「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 冷凍野菜は「手抜き」じゃない 食意識の高い人ほど選ぶ、新しい食卓の定番
拡大を続ける冷凍食品市場。冷凍野菜はどのような層が牽引しているのかを探ってみると、既婚子育て層や管理職で購入率が特に高く、全体を大きく上回ってた。購入頻度の増加率をみると、階層意識が中の上以上で突出して高く、経済的に余裕のある層が積極的に取り入れている様子がうかがえる。


![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)