宝ホールディングスの2021年3月期連結決算は、売上高2,784億円(前年同期比1.0%減)、営業利益216億円(同36.4%増)の減収増益となった。売上高は、宝酒造での家庭用需要の取り込みや、タカラバイオグループの再生医療等製品関連受託サービス、新型コロナウイルスPCR検査関連需要の増加が大きく寄与。一方で宝酒造インターナショナルグループでのコロナ禍長期化の影響が大きく、全体では微減。営業利益は、宝酒造インターナショナルグループが減益となったが、タカラバイオグループが売上構成の変化や生産稼働率の向上等で大幅な増益。また各セグメントとも徹底的な経費抑制に努めたことで、グループ全体では過去最高益となった。2020年5月には、会社創立100周年を迎える2025年を節目として策定した長期経営構想「TaKaRa Group Challenge for the 100th」を公表。その実行計画の第1ステップ「宝グループ中期経営計画2022」に取り組んでいる。その2年目となる2021年度は、それぞれの事業がしっかり自立してグローバルに展開し、コロナ禍で顕在化した各事業の弱みに速やかに対処し、本来の強みを伸ばすことでより強固な事業基盤を構築していく方針で、宝酒造インターナショナルを回復基調に乗せ、宝酒造、タカラバイオグループも増益とすることで、営業利益過去最高の更新を目指す。
参照コンテンツ
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第133号 コロナ禍で存在感放つプレミアム系ビール
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第126号 酒税改正でどうなる!?家呑みカテゴリー間競争
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第118号 変わる日本酒のイメージ 新たな関心層による可能性
- 消費者調査データ ビール系飲料(2021年6月版) クラフトブーム一服、糖質ゼロビールは希望の星となるか
- 消費者調査データ RTD(2021年2月版) 強い「ほろよい」「氷結」、躍進する「檸檬堂」
- 戦略ケース ハーモニストマーケティングへの挑戦(1995年)
- 戦略ケース 「焙炒造り松竹梅」の開発から市場導入まで(1992年)
- 戦略ケース タカラ CANCHU-HAIのヒット要因(1984年)
競合他社の業績と比較分析する
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