
2020年の清涼飲料市場はコロナ禍による外出自粛などの影響で、全体では前年割れとみられている。エナジードリンクにおいては、出社の減少やイベントの中止などは逆風となったが、拡大トレンドは継続しているとの見方だ。
今回は、当社が任意に選んだエナジードリンク27ブランドについて、「知っている(認知率)」「買って飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買って飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2020年5月版)と同様、「リアルゴールド(日本コカ・コーラ)」「レッドブル・エナジードリンク(以下レッドブル、レッドブル・ジャパン)」「モンスターエナジー(アサヒ飲料)」の3ブランドが複数の項目で上位3位を独占したが、なかでも「モンスターエナジー」の堅調ぶりが目立った。前回(2020年5月版)と比較すると、「モンスターエナジー」は、購入経験で前回の4位から2位に、3ヶ月以内購入では2位から首位に順位を上げた。「リアルゴールド」も前回同様認知では首位を獲得したが、購入経験では前回26.0%の首位から今回は13.2%の3位へと、順位、経験率とも下落した。
エナジードリンク市場では、「モンスターエナジー」が大容量でコストパフォーマンスに優れることや、新しいフレーバーを追加したことなどで、2018年に先発の「レッドブル」を抜いてシェアトップとなっている。市場全体でも「モンスターエナジー」と「レッドブル」が高シェアを占め、参入ブランドは多いものの、定着にいたったブランドは少ない。しかし、ここ最近では"eスポーツ""カフェインゼロ"などを新たな切り口とした商品が市場に投入されており、さらなる成長の原動力として期待されている。
- 注目ランキング
-
- 購入経験
- レッドブル・エナジードリンク 16.9%
- モンスターエナジー 16.4%
- リアルゴールド 13.2%
- 3ヶ月内購入
- モンスターエナジー 6.5%
- レッドブル・エナジードリンク 4.5%
- アサヒドデカミン 4.0%
- 購入経験
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示27ブランド
- モンスターエナジー(アサヒ飲料)
- モンスター パイプラインパンチ(アサヒ飲料)
- モンスター カオス(アサヒ飲料)
- モンスターエナジー アブソリュートゼロ(アサヒ飲料)
- モンスター スーパーコーラ(アサヒ飲料)
- アサヒドデカミン(アサヒ飲料)
- アイアンボス(サントリー)
- ZONe エナジードリンク(サントリー)
- コカ・コーラエナジー(日本コカ・コーラ)
- リアルゴールド(日本コカ・コーラ)
- レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)
- レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)
- レッドブル ホワイトエディション(レッドブル・ジャパン)
- RAIZIN(ライジン)(大正製薬)
- e3(イースリー)(大塚食品)
- コーワパワードコーヒー(興和)
- タフマンリフレッシュ(ヤクルト本社)
- がぶ飲み フリーダムエナジー(ポッカサッポロ)
- キリンメッツアルギニンV パワフルエナジー(キリン)
- ビーエナジードリンク(山田養蜂場)
- ファイテンエナジードライ(ファイテン)
- KiiVA (キーバ)エナジードリンク(キーバ)
- エナジージム(ダイドードリンコ)
- ミラクルエナジーV (サンガリア)
- ライフガード・インフィニティ(チェリオ)
- ブラックアウトDDT (ドン・キホーテ)
- matsukiyoEXSTRONG エナジードリンク(マツモトキヨシ)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2021年4月5日(月)~4月9日(金)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,000サンプル
サンプル構成(%)

参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第111号伸びるエナジードリンク、栄養ドリンクを猛追
- 戦略ケース エナジードリンク市場 第二幕~レッドブルを追撃する国内メーカー~(2014年)
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
- オリジナルレポート コロナ下とコロナ後の消費の展望(2021年)
おすすめ新着記事

成長市場を探せ 8年連続プラスのスナック菓子、インバウンドも貢献
スナック菓子市場の拡大が止まらない。小売り金額は8年連続プラス、2023年は2桁、24年も2桁に迫る成長で、6,000億円も射程圏内だ。

消費者調査データ シャンプー 首位は「パンテーン」、迫る「ラックス」、再購入意向には高機能ブランド並ぶ
高機能化の流れが続くシャンプー市場。調査結果からは、認知や直近購入などでは「パンテーン」が首位を獲得したが、再購入意向では個性的なブランドが上位に並んだ。

消費者調査データ 印象に残ったもの 働く女性首相誕生の2025年は、万博に沸き、熊と米に揺れた
2025年は女性首相誕生や万博などに沸いたが、、米価高騰、熊被害、異常気象などに揺れた。消費者の印象にのこったのはどんなものだったか。





![戦略家のための知的羅針盤[エム・ネクスト]product by 松田 久一](/img/mnext-sub-title.png)