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公開日:2021年05月14日

消費者調査データ No.340
エナジードリンク(2021年5月版)
コロナ下でも堅調な「モンスターエナジー」



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 2020年の清涼飲料市場はコロナ禍による外出自粛などの影響で、全体では前年割れとみられている。エナジードリンクにおいては、出社の減少やイベントの中止などは逆風となったが、拡大トレンドは継続しているとの見方だ。

 今回は、当社が任意に選んだエナジードリンク27ブランドについて、「知っている(認知率)」「買って飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)買って飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2020年5月版)と同様、「リアルゴールド(日本コカ・コーラ)」「レッドブル・エナジードリンク(以下レッドブル、レッドブル・ジャパン)」「モンスターエナジー(アサヒ飲料)」の3ブランドが複数の項目で上位3位を独占したが、なかでも「モンスターエナジー」の堅調ぶりが目立った。前回(2020年5月版)と比較すると、「モンスターエナジー」は、購入経験で前回の4位から2位に、3ヶ月以内購入では2位から首位に順位を上げた。「リアルゴールド」も前回同様認知では首位を獲得したが、購入経験では前回26.0%の首位から今回は13.2%の3位へと、順位、経験率とも下落した。

 エナジードリンク市場では、「モンスターエナジー」が大容量でコストパフォーマンスに優れることや、新しいフレーバーを追加したことなどで、2018年に先発の「レッドブル」を抜いてシェアトップとなっている。市場全体でも「モンスターエナジー」と「レッドブル」が高シェアを占め、参入ブランドは多いものの、定着にいたったブランドは少ない。しかし、ここ最近では"eスポーツ""カフェインゼロ"などを新たな切り口とした商品が市場に投入されており、さらなる成長の原動力として期待されている。


注目ランキング
  • 購入経験
    1. レッドブル・エナジードリンク 16.9%
    2. モンスターエナジー      16.4%
    3. リアルゴールド        13.2%
  • 3ヶ月内購入
    1. モンスターエナジー       6.5%
    2. レッドブル・エナジードリンク  4.5%
    3. アサヒドデカミン        4.0%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示27ブランド

  • モンスターエナジー(アサヒ飲料)
  • モンスター パイプラインパンチ(アサヒ飲料)
  • モンスター カオス(アサヒ飲料)
  • モンスターエナジー アブソリュートゼロ(アサヒ飲料)
  • モンスター スーパーコーラ(アサヒ飲料)
  • アサヒドデカミン(アサヒ飲料)
  • アイアンボス(サントリー)
  • ZONe エナジードリンク(サントリー)
  • コカ・コーラエナジー(日本コカ・コーラ)
  • リアルゴールド(日本コカ・コーラ)
  • レッドブル・エナジードリンク(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル・シュガーフリー(レッドブル・ジャパン)
  • レッドブル ホワイトエディション(レッドブル・ジャパン)
  • RAIZIN(ライジン)(大正製薬)
  • e3(イースリー)(大塚食品)
  • コーワパワードコーヒー(興和)
  • タフマンリフレッシュ(ヤクルト本社)
  • がぶ飲み フリーダムエナジー(ポッカサッポロ)
  • キリンメッツアルギニンV パワフルエナジー(キリン)
  • ビーエナジードリンク(山田養蜂場)
  • ファイテンエナジードライ(ファイテン)
  • KiiVA (キーバ)エナジードリンク(キーバ)
  • エナジージム(ダイドードリンコ)
  • ミラクルエナジーV (サンガリア)
  • ライフガード・インフィニティ(チェリオ)
  • ブラックアウトDDT (ドン・キホーテ)
  • matsukiyoEXSTRONG エナジードリンク(マツモトキヨシ)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2021年4月5日(月)~4月9日(金)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,000サンプル
サンプル構成(%)






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