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2019年のノンアルコール飲料市場は、前年比2%増の2,243万ケースと6年連続で堅実な成長を続けている(サントリー)。
今回は、当社が任意に選んだノンアルコール飲料27ブランドについて、「知っている(認知)」、「3ヶ月以内に広告などを見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」、「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回のランキングでも、前回(2020年2月版)と同様に、サントリーの「オールフリー」とアサヒビールの「アサヒ ドライゼロ」が激しいデッドヒートを繰り広げている。「オールフリー」は、認知、広告接触、店頭接触、購入経験で首位を獲得したものの、「ドライゼロ」との差はいずれも0.7~4.4ポイントと小さい。「ドライゼロ」は3ヶ月内購入、今後の購入意向で首位だが、「オールフリー」との差は3ヶ月内購入では1.0ポイント、今後の購入意向では0.3ポイント差と、ほぼ横並びといっても良い接戦だ。
「オールフリー」「ドライゼロ」に続くのは、サントリーの「のんある気分」、キリンの「キリン零ICHI(ゼロイチ)」、「酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)」などだ。ノンアルコール飲料市場の約86%がビールタイプに占められるなかで、チューハイタイプの「のんある気分」や「酔わないウメッシュ」の健闘が目立つ。
再購入意向では、首位は「酔わないウメッシュ」の69.8%だった。「酔わないウメッシュ」は前回(2020年2月版)も2位につけており、ロイヤリティの高いファンを獲得しているとみられる。2位以下には「サッポロ プレミアムアルコールフリー(サッポロビール)」「アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)」などが続くが、いずれも母数は30に満たない。手堅いファンはいても、ボリュームは小さいことがうかがえる。「オールフリー」と「アサヒ ドライゼロ」はいずれも58.8%で7位となった。
2020年、コロナ禍で清涼飲料やビール系飲料などは大きな打撃を受けたが、ノンアルコール飲料は逆に伸長した。外出自粛で、家飲みの増加や運動量の減少などを背景にした健康志向の高まりが成長を支えているとみられる。メーカー各社も健康志向に応えた商品に注力。サントリーは「オールフリー」で糖質ゼロや内臓脂肪の低減効果などをうたい、キリンも「カラダFREE」で、体脂肪を減らす効果を訴求する。また、サントリーからはブームが続くレモンサワーをイメージしたノンアルコール飲料が3月に発売予定など、メーカー各社の動きは活発だ。規模はまだ小さいが成長市場の今後が注目される。
- 注目ランキング
-
- 3ヶ月以内購入
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール) 8.6%
- オールフリー(サントリー) 7.6%
- のんある気分(サントリー)) 3.7%
- 今後の意向
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール) 11.0%
- オールフリー(サントリー) 10.7%
- のんある気分(サントリー)) 7.2%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ![消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ](https://www.jmrlsi.co.jp/trend/mranking/images/mranking-sample.png)
調査概要
提示27ブランド
- アサヒ ドライゼロ(アサヒビール)
- アサヒ ドライゼロ フリー(アサヒビール)
- アサヒ ヘルシースタイル(アサヒビール)
- アサヒ スタイルバランス(アサヒビール)
- キリン グリーンズフリー(キリン)
- キリンカラダフリー(キリン)
- キリン零ICHI(ゼロイチ)(キリン)
- キリンパーフェクトフリー(キリン)
- オールフリー(サントリー)
- サッポロ プレミアムアルコールフリー(サッポロビール)
- サッポロ うまみ搾り(サッポロビール)
- ホッピー(ホッピービバレッジ)
- 龍馬1865(日本ビール)
- バーリアル3つのフリー(イオン)
- ゼロカク(アサヒビール)
- スタイルバランス(アサヒビール)
- ゼロハイ氷零(キリンビール)
- ノンアルコールチューハイ氷零カロリミット(キリンビール)
- のんある気分(サントリー)
- 小鶴ZERO(小正醸造)
- 零の雫(福光屋)
- 月桂冠フリー(月桂冠)
- 酔わないウメッシュ(チョーヤ梅酒)
- まるで梅酒なノンアルコール(サントリー)
- メルシャン スパークリングアルコールゼロ(メルシャン)
- ヴィンテンス(ネオブュル)
- デュク・ドゥ・モンターニュ(ネオブュル)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2021年1月8日(金)~1月13日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,011サンプル
サンプル構成(%)
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![](/trend/mranking/face/ranking334-f2.png)
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参照コンテンツ
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