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消費者調査データ No.299
ミネラルウォーター類(2019年9月版)
健康志向と災害備蓄ニーズを背景に拡大続く



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 2018年のミネラルウォーター類の市場は、前年比11.6%と2桁増で、6年連続で過去最高を更新した(輸入分を含む 日本ミネラルウォーター協会)。

 今回は、当社が任意に選んだミネラルウォーター類(ミネラルウォーター・フレーバーウォーター)29ブランドについて、「知っている(認知率)」、「飲んだことがある(経験率)」、最近3ヶ月以内における「広告・記事を見たことがある(広告接触)」「店頭などで見たことがある(店頭接触)」、「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月内購入)」、さらに「今後(も)飲みたいと思う(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という7項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査でも、前回(2018年7月版)と同じくサントリーの「サントリー天然水」、日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す」ブランドが、プレーンのミネラルウォーター、フレーバーウォーターとも上位に入った。特に「サントリー天然水(ミネラルウォーター)」は、再購入意向を除く6項目で首位を獲得した。「朝摘みオレンジ」や「ヨーグリーナ」などのフレーバーを添加した「サントリー天然水 フレーバーウォーター」は、広告接触や店頭接触、3ヶ月内購入などの項目で5位内に入った。ももやみかんなどのフレーバーを添加した「い・ろ・は・す フレーバーウォーター」は、認知や広告接触、店頭接触、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで2位に、「い・ろ・は・す 天然水」は広告接触、店頭接触、購入経験、3ヶ月内購入、今後の購入意向などで3位に入った。「サントリー天然水」ではミネラルウォーターが、「い・ろ・は・す」ではフレーバーウォーターが順位が上の項目が目立つ。

 「サントリー天然水」と「い・ろ・は・す」以外では、「エビアン」「ボルヴィック」などが上位に入っている。

 また、ユーザーのロイヤリティの指標となる再購入意向では、母数は少ないながら「ファミマの天然水(ファミリーマート)」が1位、「みなさまのお墨付き 天然水(西友)」が3位と、価格競争力に優れるPBが上位に入っている。

 ミネラルウォーター類の市場は、生活者の健康志向の高まりを背景に拡大を続けてきたが、ここ数年は地震や豪雨、台風などの災害への備えとしても注目され、伸びが拡大した。日常的な飲料としては、無糖のフレーバーウォーターが注目される。プレーンな水よりも飲みやすく、後味がさっぱりしていることから、夏場のみならず通年での消費も期待される。一方、天然水は、ひとつの拠点での採水量には限界があり、メーカー各社も安定供給のために生産拠点を新設するなどの対処を行っている。嗜好品としてだけでなく、必需品としての側面の強いミネラルウォーターは、今後も伸びの期待できる市場といえよう。

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【提示29ブランド】
  • い・ろ・は・す フレーバーウォーター(日本コカ・コーラ)
  • サントリー天然水 フレーバーウォーター(サントリー)
  • キリン 晴れと水 手摘みレモン(キリン)
  • アサヒ おいしい水プラス 「カルピス」の乳酸菌(アサヒ飲料)
  • ミウ フレーバーウォーター(ダイドードリンコ)
  • みずとレモン(ポッカサッポロ)
  • サントリー天然水(サントリー)
  • アサヒ おいしい水 天然水(アサヒ飲料)
  • キリン アルカリイオンの水(キリン)
  • キリン 晴れと水(キリン)
  • キリンのやわらか天然水(キリン)
  • 富士山麓のおいしい天然水(ポッカサッポロ)
  • い・ろ・は・す 天然水(日本コカ・コーラ)
  • ミウ(ダイドードリンコ)
  • フロムアクア(JR東日本)
  • 天然アルカリ温泉水財宝(財宝)
  • 日田天領水
  • ゲロルシュタイナー
  • ヴィッテル
  • エビアン
  • コントレックス
  • ペリエ
  • クリスタルガイザー
  • サンペレグリノ
  • ボルヴィック
  • セブンプレミアム天然水(セブン&アイ)
  • ファミマの天然水(ファミリーマート)
  • トップバリュ ベビーナチュラルミネラルウォーター(イオン)
  • みなさまのお墨付き 天然水(西友)


【調査設計】
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年7月19日(金)~7月24日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,021サンプル
サンプル構成(%)






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