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2018年の炭酸飲料は、6年連続で前年を上回り、過去最高を記録した(全国清涼飲料連合会)。
今回は、当社が任意に選んだ38ブランドの炭酸飲料について、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って飲みたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査も前回(2018年6月版)、前々回(2017年7月月版)と同様、7項目中、再購入意向を除く6項目で「コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)」が首位を獲得した。2位以下は「ファンタ(日本コカ・コーラ)」、「コカ・コーラ ゼロ(日本コカ・コーラ)」、「三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)」、「カルピスソーダ(カルピス 販売はアサヒ飲料)」、「CCレモン(サントリー)」などのロングセラーがひしめくが、ブランド間の差は小さく、順位も項目ごとにめまぐるしく変わる激戦だ。
炭酸飲料の市場では、有糖の色のついた炭酸飲料と、無糖無着色の炭酸水が伸びているという。認知から購入意向までのランキングでは、有糖の炭酸飲料のブランドが上位に目立ったが、ユーザーのロイヤリティの指標である再購入意向では、無糖無着色の炭酸水がトップ3を独占しただけでなく、上位10位のうちに5ブランドランクインした。無糖無着色の炭酸水は、カロリーやカフェインを気にせずに飲める、刺激がストレス解消になるなどの理由から拡大を続けており、メーカー各社からはプレーンな炭酸だけでなく、無糖ながら、レモン、オレンジ、紅茶などのフレーバーを追加した炭酸水などが発売されている。無糖の炭酸は、健康志向を背景に今後も伸びが予想され、炭酸飲料の主戦場のひとつとして拡大しそうだ。
- コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)
- コカ・コーラ ゼロ(日本コカ・コーラ)
- コカ・コーラ プラス(日本コカ・コーラ)
- コカ・コーラ ゼロカフェイン(日本コカ・コーラ)
- ファンタ(日本コカ・コーラ)
- スプライト(日本コカ・コーラ)
- シュウェップス(日本コカ・コーラ)
- カナダドライ(日本コカ・コーラ)
- カナダドライ ザ・タンサン(日本コカ・コーラ)
- ペプシ ジャパン コーラ(サントリー)
- ペプシコーラ(サントリー)
- ペプシスペシャル(サントリー)
- オランジーナ / レモンジーナ(サントリー)
- C.C.レモン(サントリー)
- デカビタC(サントリー)
- 南アルプススパークリング(サントリー)
- サントリー天然水 サイダー
- キリンメッツ(キリン)
- キリンメッツ 超刺激クリア(キリン)
- キリンメッツプラス(キリン)
- メッツ コーラ(キリン)
- キリンレモン(キリン)
- キリン ヨサソーダ(キリン)
- 三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)
- 三ツ矢サイダーW(アサヒ飲料)
- 三ツ矢レモネード(アサヒ飲料)
- ウィルキンソン タンサン(アサヒ飲料)
- アサヒ ドデカミン(アサヒ飲料)
- リボンシトロン(ポッカサッポロ)
- キレートレモン(ポッカサッポロ)
- カルピスソーダ(カルピス)
- ヘルシアスパークリング(花王)
- セブンプレミアム 強炭酸水
- セブンプレミアムのサイダー
- トップバリュベストプライス コーラ / サイダー
- トップバリュ炭酸水
- みなさまのお墨付き 強炭酸水(西友)
- 伊賀の天然水強炭酸水(サンガリア)
調査期間:2019年5月17日(金)~5月21日(火)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,045サンプル
サンプル構成(%)



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