
2020年度の冷菓の市場規模は、前年比100.9%の5,197億円。2019年度は天候不順などの影響で2011年からの7年連続の拡大がストップしたが、2020年度は過去最高を更新した(一般社団法人 日本アイスクリーム協会)。また2021年の家計調査ベースでも、食糧費全体が前年割れとなるなか、冷菓の支出金額は10,148円と2年連続して1万円を超え、食糧費に占める冷菓の割合も2年連続で過去最高となった。
今回は、当社が任意に選んだ冷菓32ブランドについて、「知っている(認知率)」「3ヶ月以内に広告を見た(広告接触)」「3ヶ月以内に店頭でみた(店頭接触)」「買って食べたことがある(購入経験)」「3ヶ月以内に買って食べた(3ヶ月以内購入)」「今後(も)買って食べたい(利用意向)」「購入経験者ベースの今後の購入意向(再購入意向)」などの項目についてインターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。
今回の調査でも、前回(2021年5月版)と同様、「ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン)」が認知率を除く6項目で首位を獲得。特に3ヶ月以内購入では2位の「チョコモナカジャンボ(森永製菓)」に9.7ポイント、今後の購入意向でも同じく「チョコモナカジャンボ」に9.3ポイントの差をつけた。
2位以下には「チョコモナカジャンボ」をはじめ、「明治エッセルスーパーカップ(明治)」、「雪見だいふく(ロッテ)」などが入った。「チョコモナカジャンボ」は3ヶ月以内購入と今後の購入意向のほかにも広告接触で2位。「明治エッセルスーパーカップ」は店頭接触で、「雪見だいふく」は購入経験でそれぞれ2位に入った。
再購入意向をみると、首位の「ハーゲンダッツ」の75.6%に続くのは、セブン&アイ、イオン、ローソンのPBで、それぞれ70%以上の高い再購入意向となっている。ファミリーマートのPB「食べる牧場アイス」も7位に入っており、提示したPBはすべて10位内にランクインした。前回(2021年5月版)に引き続き、固定ファンをつかんでいる様子がうかがえる。
2021年度の冷菓市場は、前年度並みで着地の見通しとなっている。コロナ禍で業務用が苦戦する反面、家庭用のマルチパックや癒しのデザートアイス、流行のピスタチオのフレーバーなど、各社も"イエナカ"用に注力している。家計調査によると、食糧費全体に対する冷菓の支出は、2017年に初めて1%を超えてから4年連続で1%台を維持、食生活における存在感は高まり続けている。今年も最需要期が近づいているが、6月以降には原材料価格高騰などによる値上げを予定している商品も多い。マルチパックなど価格が需要に影響する商品も多いことから、どのような影響がみられるのか。再び成長軌道にのれるのかが注目される。
- 注目ランキング
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- 3ヶ月以内購入
- ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン) 27.4%
- チョコモナカジャンボ(森永製菓) 17.7%
- 明治エッセルスーパーカップ(明治) 17.6%
- 再購入意向
- ハーゲンダッツ(ハーゲンダッツ ジャパン) 75.6%
- セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ) 75.3%
- トップバリュのアイス(イオン) 73.3%
- 3ヶ月以内購入
詳細データのダウンロード
クロス集計表 サンプルイメージ
調査概要
提示32ブランド
- SUNAO(江崎グリコ)
- 牧場しぼり(江崎グリコ)
- ジャイアントコーン(江崎グリコ)
- アイスの実(江崎グリコ)
- パナップ(江崎グリコ)
- 明治エッセルスーパーカップ(明治)
- 明治TANPACT(明治)
- 爽(ロッテ)
- クーリッシュ(ロッテ)
- レディボーデン(ロッテ)
- 雪見だいふく(ロッテ)
- モナ王(ロッテ)
- ガーナアイス(ロッテ)
- ピノ(森永乳業)
- パルム(森永乳業)
- MOW(モウ)(森永乳業)
- アイスボックス(森永製菓)
- サンデーカップ(森永製菓)
- チョコモナカジャンボ(森永製菓)
- ヨーロピアンシュガーコーン(クラシエ)
- ガリガリ君(赤城乳業)
- ソフ(赤城乳業)
- かじるバターアイス(赤城乳業)
- あずきバー(井村屋)
- ルマンドアイス(ブルボン)
- サクレ(フタバ食品)
- 昔なつかしアイスクリン(オハヨー乳業)
- ハーゲンダッツ
- 食べる牧場アイス(ファミリーマート)
- ウチカフェのアイス(ローソン)
- セブンプレミアムアイスクリーム(セブン&アイ)
- トップバリュのアイス(イオン)
調査設計
調査手法:インターネットリサーチ調査期間:2022年4月8日(金)~4月13日(水)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,061サンプル
サンプル構成(%)


参照コンテンツ
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第139号 広く浸透する食品PB、高まる品質評価
- 「食と生活」のマンスリー・ニュースレター 第131号 消費抑圧の反動 食品購入は高価格帯へシフト
- MNEXT 眼のつけどころ 市場脱皮期の富裕層開拓マーケティング―価格差別化戦略(2021年)
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